ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

声楽のソリスト

2005年11月03日 21時12分30秒 | 音楽
 今日ははじめて声楽のソリストと合わせる日でした。そのソプラノの女性は、ロンドンに留学してあちらで研鑚を積んだ、とてもチャーミングな方でした。当然、発音もすばらしく、私たちは伴奏しながら、聞き惚れてしまいました。
 練習の時は、彼女は私たちと向かい合って歌ってくれますが、当然、本番では客席に向っているから、指揮者の先生を頼るしかないわけです。その指揮者のK先生は、ソリストの彼女を中学生の頃から知っていたのでした。
 歌曲は、私たちの演奏会では、彼女はヘンデルの曲ばかりを歌ってくれます。リナルドの有名なアリア「私を泣かせてください」、セルセ(クセルクセス)より「オンブラマイフ」、そしてメサイヤの中から「ああ麗しきかな、その足音」、「リジョイス」。なかでも、リジョイスの伴奏はとっても難しいです。本来なら、ヴァイオリンと通奏低音だけなのに、誰もが参加できる、パートの多い伴奏の版を先生が見つけてくれて、特にヴィオラはひいひいいってしまいます。そう、彼女の美しい歌声に聞ほれて、私は次に入れなくなってしまいました。リナルドのアリアは、そりゃもう、すばらしくて、私も演奏しながら涙目になってしまいました。練習でも、本当の感情込めて、感極まって泣いてしまうのですね。すごいなーー。今月、本番までにも、彼女は練習にまた来てくださるのです、本当に申し訳ない・・・。小柄でとってもかわいくて、歌も素晴らしく、最高です。本番が楽しみ、というようになるまで、もっと練習しないと。
 彼女のプロフィールはこちらです。ロンドンの情報も、面白いですよ。12年もその地に暮らしている、外国暮らしのベテランですね。これを機に、日本でももっともっと活動してほしいです。声楽のソリストとあわせるのは、初めての経験で、とても緊張しました。彼女の気さくな人柄に、とっても助けられました。
 今日の練習で、ヴィオラは全部で何人かと学生に聞いてみたら、なんと4人とのこと。合奏団仲間でK先生の指揮する別のアマオケにも所属しているベテランのYさんとそのアマオケのY氏、元合奏団仲間のIさんと私だけ。女子大オケだから、1列目は若い女性が座るらしい。でも、Iさんは仕事で練習にこられないため、後ろがいいとか。男性は後ろとなると、私とベテランYさんか・・・・。私は専業主婦だから何とか毎回練習に出て行けますが、腕はかなり不確か。トップはぜひとも彼女にやってもらわなくては。決めるのは学生だというのですが、私はとっても自信がなくて。譜めくりに情熱を燃やしているので、ぜひトップの隣でお世話をと、「一緒に若作りしましょう!」とお願いした次第です。意外と、他の曲(ハイドンのロンドンシンフォニー)も、難しい。もう、本番まで3週間しかありません。どうなることやら。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする