ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

いつものウォーキングが・・・

2005年11月09日 08時06分43秒 | 日常
 このところ、夫が出掛けてから30分くらい、近所を歩いています。特に天気のいい日は景色がよくて、気分も最高です。今日も、鍵とミネラルウォーターを持ってほとんど手ぶらで出掛けました。
 いつものコースを歩いていくと、すぐ前に、白いジャンパーを来た男性が歩いていました。ちらちらと後ろを見ているようで、いかにも怪しい・・・。そして、その先は、緑地の中に1本の散歩道がある、小さな公園です。たまに犬の散歩の人に出くわしますが、小さな道で行き交うのにあまりスペースはありません。そんな道に、この怪しい男と歩くなんて、ぞっとします。その人が公園へと向ったのを見て、下の、車道の脇の歩道を歩くことにしました。こんなことは初めてです。せっかくの私の自然との対話の楽しみを奪われてしまいました。でも、いかにも怪しげという男性の後ろに、どうして歩いていけるというのでしょうか。顔見知りならともかく、何も無なればいいのですが、最近はいろんな犯罪が多発しています。
 私の住む住宅地でも、去年から、ひったくりがあったり、小学生が刃物で切られる事件が続いたりと、嫌なことが起こりました。
 なぜ、怪しいと思うスイッチが入るのでしょうか。多分、私にはその人が挙動不審に見えたからでしょう。もし、犬を連れていたら、きっと同じ道を歩いたと思います。
 世の中には、いい人もいれば悪い人もいる、出来れば、そういう悪い人とは絶対にかかわりたくないと思います。最近は、悪い人が増えたような気がします。
 万引きや盗み、痴漢は、もちろん犯罪です。でも、多くの人が、それほど気にとめずに犯行におよんでいますよね。人間性に問題があるのでしょうか。もともと、賤しい人なのか・・・。「いやらしい」から「いやしい」のか・・・。痴漢は、自分は確かにスリルがあって気持ちいいのかもしれないけれど、被害者のほうは、気持ち悪いとうよりは度を越して吐き気がするほどだし、それに恐怖がプラスされれば、どれだけ精神的にダメージを受けるか、加害者にはわからないのでしょうか。
 想像力が足りないんだと思います。今の人たちには、相手がどう思うかという想像力が欠けていて、自分のことしか考えない。なにか、いまの政治家の話をしているみたいですね。
 想像力は自分の内側へ向ってだけではなく、自分の外側へも向けて、バランスを保つことが大事なんです。人間の能力で私は一番大切なものだと信じています。想像力、これは、きっとモラルをレベルアップすることにも繋がるはずです。
 あーあ、今日は、本当に残念でした。土の上に重なった落ち葉を踏みしめるあの感覚、大好きなんですよ・・。そういえば、ベートーヴェンも散歩が好きだったんですよね。こんな天気のいい日は、外に出て、歩きましょう。でも、挙動不審にならないよう、怪しまれないよう、注意を払って。
コメント (4)
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