ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

紀宮様、おめでとうございます

2005年11月16日 00時19分06秒 | 社会

 今日の夜のニュースで、帝国ホテルでの紀宮様の結婚式、披露宴を見ました。美智子皇后の着物を仕立て直し、帯も美智子様とお二人で選び、地味ながらもとても素敵な披露宴のようでした。皇族に時流を先取りされた感がありますね。とても素敵なお考えだと思いました。
 さて、今日は、夫がずっと休日出勤が多く、ようやく平日に休みを取ったのですが、夜に義母に電話していたときに、「今日は披露宴に出るから休んだんだ」なんてことを言い出して、義母も二の句がつげなかったようでした。まったく、呆れた冗談を言う人です。あの東京都知事の石原慎太郎でさえ、緊張の余り、眉毛を矢鱈上下させていたじゃあありませんか。とっても平常心ではいられない、この緊張するセレモニーに、紀宮様は、さすがに慣れていらっしゃいます。あの立ち居振舞いの品のあることといったら、やはり、生まれや育ちが違うというのは、こういうことなのかと思いました。容姿なんか、どうでもいいのです(ごめんなさい)。それよりも、気品ですよ。私はリベラルな立場から、戦後の皇室の立場には疑問を感じていましたが、日本古来の血統からくるあの格式の美しさって、やはり日本にも必要なのではないか、なんてちょっと右傾化した感慨にふけってしまうのです。なんたって、古代からの純粋培養の一族です。あの気品と独特の雰囲気は、他の類を見ません。いまはやりのセレブったって、要するにただの成り上がりか成金で素性もしれたものではありません。あのような育ちのよさ、生まれついての気品なんてとても及ばないのですから。
 美智子様は、皇室の中で、自由を求めて努力してこられました。そして、雅子様も同じような道を歩んでいるんだと思います。その難しさは、ほんとうに茨の道だと思います。次男の礼宮がどーこーいったって、長男のプレッシャーは彼自身、想像つかないすごいものだと思います。
 今回、改めて皇族の特殊性を見て、美点もたしかにあると感じました。紀宮様が民間人になって、幸せに暮らせるよう、祈るばかりです。彼女は、本当に、穏やかで性格もよさそう。でもいつか、また研究の道に進んでほしいと思います。
 てっきり、紀子さんかと思ったら、清子内親王だから、清子さんになるんですね。
 どうか、自由を満喫されて、たまには美智子皇后にもお会いになって、宮中に新しい風を送ってくれますように。
 大学卒業当時、教員試験を落ちて、どうしようかと思っていたときに大学教授から、宮内庁書陵部の臨時職員の推薦を受けました。悩んだ末、お断りしたのですが、もしそちらに進んでいたら、お目にかかることも会ったのかもしれません。でも、当時もいまも、閉ざされた職場というイメージがあります。私には、自由が一番大事かな・・。民間人としての自由を、たくさん味わってほしいですね。自分の道を切り開く、それこそが庶民の醍醐味ではないかしら。がんばってね!

コメント (2)
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