もう海外旅行に行かなくなって、10年以上がたちました。頸椎炎で手指がしびれるということがあったり、9.11以降の、機内にコンタクトレンズの保存液などの液体が持ち込めなくなったこともあって、すっかり遠ざかりました。さらに、年齢やペットのこともあって、国内旅行もままならず、それでも思い残すことはないかな、と思うようになりました。
生まれて初めての海外旅行は、親から借金しての、大学時代の韓国史跡めぐりでした。夏の10日間くらいだったかしら、途中でおなか壊してつらかったけれど、さらに大学院にも進まずに親には申し訳なかったけれど、まあまあ楽しい海外初体験でした。
それから、昭和天皇と同じころに母ががんで亡くなったその翌年、仕事はしていましたが親友とパリに1週間、初めてのヨーロッパ旅行をしました。といっても、フランスだけ。それから社員旅行でグアムとソウルに行き、がん闘病の父の代わりに再びヨーロッパに行き、今度はイタリアにそっこんでした。父の闘病で退職したのですが、父の死後、例の親友のアッシジ詣でに同行してまたヨーロッパに行きました。またも、イタリア。それから、1年間のパン教室師範科のごほうびに、シエナに研修旅行、翌年も同じところに。翌年、また親友と、今度は中欧3都市めぐりでウィーン、プラハ、ブダペスト。それが、最後でした。
やっぱり、イタリアが一番!
生まれ変わったら、若いうちからフィレンツェで革職人の修業がしたい。私は本革が大好き!
いまも大切に使っているキーホルダーです。左がメディチ家の紋章、右がフィレンツェの百合の紋章。右ははじめてのフィレンツェで買ったものだから、もうぼろぼろで、自分で手直ししています。皮はいいなーー。そうそう、メディチ家の紋章、丸薬なんですよ、この丸いポチポチ。メディカルって、メディチから来ているんです。医療事務の資格取ったから、私も無関係じゃないけれど、資格生かせないままです、とほほ。