ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

戦争責任について

2017年08月18日 13時06分20秒 | 社会

 私は以前から、この問題については関心があり、戦争責任の機関誌も購読していました。経済的な事情もあり、今は調べるのは図書館やインターネットだけになって、他のことにかまけて、あまり勉強していませんでした。

 先日のインパール作戦のNHKのドキュメンタリー番組を見直しました。大本営の参謀などの関係者は、実は戦後ものうのうと生きていたんです。

 あるネットの記事では、大本営の中でのあの戦争の責任者を3人、名指ししていました。責任も取らずに、さらには戦後も養殖に着いたりしている人もいました。

 その3人とは、服部卓四郎、瀬島龍三、辻政信です。

 そして、先日の番組に出た人物を調べると、けっこう60年代まで生存しているんです。あれだけの日本兵が餓死病死したのにですよ。腹が立つのは、例の牟田口廉也、他も同じような人物です。ちなみに、牟田口は連日、芸者をあげて宴会ばかりだったって。あちらの南方でもですよ。実戦のむごたらしさを何も知らないし、知ろうともしない。サイテーです。そんなサイテーと思っていた旧日本軍の参謀の人たちの中で、唯一、この人こそ本物の軍人だとおもったのが、宮崎繁三郎。戦後は、下北沢の陶器の店の店主として生涯を全うしたそうです。

 人の上に立つものは、威張るのではなく、部下を守り、冷静沈着でいることです。私は旧日本軍人に対して、怒鳴り散らすイメージしか持っていません。頭が悪く、どなるだけ、考えているのは保身だけ、そんな愚かな上司って、実はどこにでもいますよね。馬鹿な上司に仕えることほど情けないことはありません。そういえば、いました。すぐ部下を怒鳴るやつ。パワハラだってえの!女を人間としてみていない馬鹿もいましたね。だから外国人には日本人はデバカメのイメージしか浮かばないんですよ、ステレオタイプの。昔のハリウッド映画に出てくる日本人って、知ってます?女性はゲイシャか?

 大本営の中心人物が戦犯を逃れたのは、天皇の戦争責任を追及されないためだったのかもしれません。でも、あきらかに、昭和天皇には戦争責任はあったと思います。どれだけ、罪もない若い命が奪われたのか。スポーツも戦争も、科学として考えるべきです。精神論で、若いものを殺した旧日本軍の幹部は本当に許せません。補給なくして作戦は成功しません。

 人は皆、母親から生まれてきました。家族で暮らして、そんな人間同士が殺しあいする戦争なんて、二度と起こしてはいけません。人工知能の発達で、次の戦争では、人が人をではなく、ロボットに殺されるのかもしれません。それに、簡単に核兵器が使われたら、地球規模の被害で、この美しい星も消滅してしまうかもしれません。それを、運命といえるのでしょうか?

 誰が誰より優れているかなんて、そんな考え方はおかしい。人の命を奪ってまで守るものなんか、あるのですか?とことん、話し合えばいいじゃないですか。ジョン・レノンのイマジンの世界が、実現すればいいのに・・・。

 

コメント (10)
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