関東大震災の、朝鮮人虐殺事件の追悼文を、小池都知事は提出を拒んだそうです。去年は別人が書いたものを高齢だからと提出したということでした。
関東大震災のどさくっさで、流言飛語により善良な朝鮮人が大勢虐殺された事件は、確かにあったのです。従軍慰安婦問題よりも、もっともっと恐ろしい事件です。祖の追悼を拒むという源都知事の真意が、私にはわかりません。女性の活躍で社会もよくなるかと思っていたのですが、本当はその逆だったりして。まさか、彼女はヒットラーじゃないですよね?
去年の11月にこのブログで紹介した本を送りつけようかとおもったほど、私にはショックでした。
加藤直樹著「九月 東京の路上で 1923年関東大震災 ジェノサイドの残響」
とてもいい本でした。私たちは、忘れてはいけない事件です。パニックになって人を殺すなんて、とてもあり得ないと思うけれど、その場の人たちが「自分たちを守る」ために、「敵」ではないひとを敵と勘違いして殺してしまう。恐ろしい光景です。東京の下町で、他にも関東地域で虐殺が起こりました。その時のさらなるどさくさで、工場労働者のリーダーも殺されたんです。赤狩りみたいなものです。
人の恐怖こそ、恐ろしい・・。
あの事件は、関東大震災がなければ怒らなかったことです。追悼するのを拒む理由は何でしょうか?私には理解できません。