いつも椅子の上で使っているクッションが最近、けっこうぼろぼろになってきました。以前も上から木綿生地を縫い付けて直したのですが、それも限界。そこで、また四角形や三角形に切った生地の端をミシンで縫い、以前被せたものを取り除いてまた、と思っていましたが、今回はおおごとになりました。
底にあるわたの部分がかなりよれていて、均等に入っていないのです。これも直さないとと思って、中を覗いてみました。
ひとつひとつ、作ったときはしっかりわたが縫い付けられていたようなのです。けっこう安かったクッションに、こんなに手が加わっていたなんて、なんとも申し訳ない気がしたのです。実際、夫が亡くなる1か月前、まだ自宅にいた頃にこのクッションの補修のことがブログに書いてありました(2012年5月)。
とりあえず、宙ぶらりんで離れているわたを全部取り除いて、しっかり付け直すことにしました。
ころころ、かわいいですよね。一番左上のは、厚手のキルト芯。今回は使わなくて済みそうです。
予想よりもかなり時間がかかりそうですが、今度はしっかり直しましょう。
自分がその物だったりしたら、捨てられるのはつらいですものね。
昔は割れた陶器も金継ぎで直して使っていた、そういう文化はとてもいいと思います。今は「金」の方が高いか・・。