ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

文学が芸術だと思えば、ここですね

2020年10月12日 16時16分44秒 | 芸術

 カテゴリーは芸術にしました。社会にしようかと悩んだのですが。最近、北原白秋と妻三人のことを書いた小説を読んでいます。その中で、白秋以外でも同時代の作家が出てくるのですが、今の社会ではありえない話がいろいろ出てきて、イライラするのです。そう、お金がなくても吉原に通うという話。奥さんが病気だからと当然のように放蕩するのが、許せないんです。戦前は、妻というものやほかの女性も男性にとっては「モノ」扱いですよ。もしかしたら、いまだにそういう認識の男性がいるんじゃないか、いやー絶対にいますよ、議員の中にも。売春が当たり前の社会って、おかしくないですか?人間を性奴隷にするのが許されることですか?人種差別と同じ根っこじゃないかと思うのです。絶対に許せないです。北原白秋もそうですよ。寂聴さんはさらりと書いているけれど、私は許せないです。

 女性はモノじゃない。おもちゃのように扱うのは許せない。ましてや同じ女性で、杉田議員のように、女性は嘘をつくって、男もつくだろうが、嘘を。性被害を厳罰化して、被害者を増やさない対策をするべきだし、男の性欲は当たり前だという考えをなくしてほしい。女性にだって性欲はある。でも、同意のない性行為は虐待であり、性暴力なのです。少子化対策をするのなら、性教育をもっと早く行い、そして出産や子育てのサポートがしっかりしている社会を作るべきなんじゃないでしょうか?LGBTのカップルだって、養子をもらって子育てすることができます。望まない妊娠はあってはならないけれど(男性の責任は重い!)、出産後も仕事に戻れるよう、社会が変わるべきなんですよ。いまだに、女性は男性よりも賃金が低い。私は男性より女性の方が、能力が高いと思っていますから、非常に悔しい。男女平等といいながら、実際にはそうじゃないですよね。あまりに日本は遅れています。

 北原白秋は確かに、素晴らしい詩を残しました。でも、作品と人物は別物。最初と二番目の配偶者との別れ方が、ひどい、ひどすぎる。そんなことしていて、よくもまあ「愛」なんて言えるよ、っていうのが作家ってやつですよね。歌人や小説家に自殺者が多いのも、自己矛盾で苦しむからか・・。石川啄木が白秋の童貞を吉原に連れて行って解消させたようです。ああ、腹が立つ!

 

 

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