パンク修理を終えた僕らはスタート&ゴール地点の「奥野生涯学習センター」に車をデポして歩き始めました。
女房は昨日、例のオイルマッサージを受けて万全な体制で臨むと意気込んでいます。
『なんで山に行かなかったの?こんなに良い天気なのに』
いやいや、そうだけど君だって歩き切って早く楽になりたいだろ?
今日も日傘スタイルで、邪魔になると僕のザックの真ん中に塔婆が立っているかのように差し込むのです。
身軽なスタイルで持っているのはタオル1本だけの女房。
サイフすら持たないスタイルです。
そして今日はどんな名セリフを残してくれるのか…。
そう思った瞬間、水路にかかった橋から下を見つめガードレールをコンコン傘で鳴らします。
『魚が寄ってくるかなー』
おい、いつからここで餌付けしてんだ?
途中『金剛院』がありました。
苔むした石段を登って行くと、時を感じさせるような天台宗の寺院がありました。
建物よりも土にはびこった苔の方が目につきました。
先へ進みます。
2コースをつなげるためにうまくコースをアレンジしたつもりが、蜘蛛の巣だらけの薮道に入り込みました。
短パンだった僕はあちらこちらを虫に喰われてしまいました。
そんなところも抜け、畑作地帯に出ました。
そして女房が見ていたものは、果物の木。気がついたものだけで「梨、栗、柿、キウイ、カリン、ミカン、ザクロ、アケビ、姫リンゴ、イチジク」でした。
極めつけは「干しぶどう」と言って、しなびてしまった放置されたブドウの房(画像)を見つけ、良さそうなところを一粒摘まんで口に入れていました。
おまえさん、野生だな…。
自分でもけっこう生きて行けそうだと言ってました。
「干しぶどう」を口に入れた感想は『ん?種がある。そんなに甘くないな』だそうです。
いろいろ見つけるたびに『おー』を連発するので、今度は何を見つけたのかと思うと、今度はカマキリです。
『パパのこと威嚇してるよ』
カマキリが僕を見てカマを振っていました。
バッタが車にひかれたのでしょうか、半分潰れていました。
女房はしゃがみ込んで『デカイ、これ何バッタ?』と。
死骸を覗き込んで観察する姿もけっこう野生です。
その女房が民家の先で立ち止まって固まっています。
『おーーー!』
腰に手を当ててのけぞっています。
いったい何を見つけたのだ…。
その3へ続きます。
女房は昨日、例のオイルマッサージを受けて万全な体制で臨むと意気込んでいます。
『なんで山に行かなかったの?こんなに良い天気なのに』
いやいや、そうだけど君だって歩き切って早く楽になりたいだろ?
今日も日傘スタイルで、邪魔になると僕のザックの真ん中に塔婆が立っているかのように差し込むのです。
身軽なスタイルで持っているのはタオル1本だけの女房。
サイフすら持たないスタイルです。
そして今日はどんな名セリフを残してくれるのか…。
そう思った瞬間、水路にかかった橋から下を見つめガードレールをコンコン傘で鳴らします。
『魚が寄ってくるかなー』
おい、いつからここで餌付けしてんだ?
途中『金剛院』がありました。
苔むした石段を登って行くと、時を感じさせるような天台宗の寺院がありました。
建物よりも土にはびこった苔の方が目につきました。
先へ進みます。
2コースをつなげるためにうまくコースをアレンジしたつもりが、蜘蛛の巣だらけの薮道に入り込みました。
短パンだった僕はあちらこちらを虫に喰われてしまいました。
そんなところも抜け、畑作地帯に出ました。
そして女房が見ていたものは、果物の木。気がついたものだけで「梨、栗、柿、キウイ、カリン、ミカン、ザクロ、アケビ、姫リンゴ、イチジク」でした。
極めつけは「干しぶどう」と言って、しなびてしまった放置されたブドウの房(画像)を見つけ、良さそうなところを一粒摘まんで口に入れていました。
おまえさん、野生だな…。
自分でもけっこう生きて行けそうだと言ってました。
「干しぶどう」を口に入れた感想は『ん?種がある。そんなに甘くないな』だそうです。
いろいろ見つけるたびに『おー』を連発するので、今度は何を見つけたのかと思うと、今度はカマキリです。
『パパのこと威嚇してるよ』
カマキリが僕を見てカマを振っていました。
バッタが車にひかれたのでしょうか、半分潰れていました。
女房はしゃがみ込んで『デカイ、これ何バッタ?』と。
死骸を覗き込んで観察する姿もけっこう野生です。
その女房が民家の先で立ち止まって固まっています。
『おーーー!』
腰に手を当ててのけぞっています。
いったい何を見つけたのだ…。
その3へ続きます。