TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

鬼怒沼山 その2

2018年10月20日 | Weblog
鬼怒沼の正面にあるのが鬼怒沼山です。

たいしたこと無さそうに見えます。
ところが、山頂はそこから見える山体のさらに奧でした。

木道が終わり再び山道になります。
ここまでけっこうな距離を歩いて来たので、疲労感がかなり出ています。

前回のあの台風の被害かな? 倒木が多くて大変でした。
くぐったりまたいだり、素晴らしく疲れました。

さらに、道が分かりづらいです。
そんなに多くの登山者が入っているように見えませんね。
何故かはこのあと分かりました。

いよいよ山頂かな? というところがけっこう急登で、さらに道が分かりにくいです。
道はついているのですが、ふと見失いそうになる感じ。
ズルっといったらけっこうダメージありそうなので、ゆっくり行きます。

ジャーン山頂。

あれ? これだけ?

山頂標識はセルロイドの栃木百名山のパネルだけで、猫の額ほどのスペースに三角点がポツンとあるだけです。
展望は木々の隙間からちょろっと周りが見えるのみです。

せめてベンチぐらい欲しいよね。
でもベンチ置いたら誰も山頂に立てないかなっていうぐらい狭い。

じゃ丸太椅子は?
三角点囲んでまるでコタツに入るみたいな感じとか。

来た道を戻ります。

東電の巡視小屋に寄ってみます。
普段は勝手に使えませんと注意書きがあります。
寝泊まりは可能なようですが、緊急時以外は使用してはなりません。

来た道を引き返すうちに灰色の雲がせり出して来ました。
夕方から崩れるって言ってたもんな…。

さあこれからまた長いぞ。

なんとか山道を降りてくると「日光澤温泉」が現れました。
とりあえず寄ってみます。

『こんにちはー』
すると目の前にいたザックを整理していた僕ぐらいの年の方が『はい』と答えました。

『あ、こちらの方でしたか。バッチか手ぬぐいかタオルはありますか?』
『全部あります』
『じゃ、バッチと手ぬぐいを下さい』

手ぬぐいのコレクション(というわけでもないけど、手ぬぐいはアートです。デザインも様々でつい欲しくなってしまいます)はすでに70本はあるかも。
最近は少しずつ使うようにしていますけど、こんなにあってもねぇ…。

『沼まで行ったの?』
『はい、鬼怒沼山まで』
『そう』
『草紅葉は終わりかけですか?』
『うん、草紅葉は9月中だよ。今はもうしょぼーんとなっちゃって情けない姿だよね』
『紅葉はこれからですか?』
『紅葉はそうね今かな。でもこの辺は紅葉する木が少ないから』

なーんと。
紅葉の時期が草紅葉の時期じゃないのね。

出遅れた僕でした。
でもまあ写真にしてみるとなかなかいい色合いだったかな。
あとは青空が欲しかった。

その下の「加仁湯」にも寄ってみます。

『バッチか手ぬぐいかタオルはありますか?』
『タオルと手ぬぐいはあります』

じゃ手ぬぐいを(笑)。

多くの年配ハイカーがたむろしていました。
どこ歩いて来たのかな?

もしかして下から来たから奥鬼怒自然歩道は通行できたのかな?

まあいいか。

行ってみようとも思いましたが、この長い道のりで出口が別なところだったらかなりつらいので、また林道を歩きました。

長いです。
八丁の湯と加仁湯のバスに追い越されました。
お客さんのお迎えですね、きっと。

林道を歩く僕をなんと思ったでしょうね。

1時間半が経ち、下からバスの音が聞こえて来ました。
お客さん満載です。
みんな僕を見てます。
なんと思ったかな。

奥鬼怒自然歩道の倍はある道のりを歩ききってなんとかゴール。
一応予定通りの時間に下山出来ました。

猛然と腹が減り、風呂→蕎麦のルーティンを崩してしまいました。
持参したカップ焼きそば(焼きそば大好き)を猛烈な勢いで食べちゃいました。

落ち着いたところで温泉です。
今回はつるつる系のお湯でした。
これも大好き。
満足しつつ帰り道、やっぱり眠くなってしまいました。

高速入って割とすぐに布団で寝ました。
人間の睡眠サイクル?の1時間半で目覚ましかけて爆睡です。

目覚めると辺りは真っ暗。
あー、また真夜中のご帰還だ。

慌てても仕方がないので
ゆっくり車を走らせます。

猛烈にくたびれたけれど、やっぱり山はいいな。

草紅葉のピークは外しちゃいましたが、静かで地味な感じが僕にはたまらない快感です。

ちなみに鬼怒沼は尾瀬よりも高い位置にあるし、2000mを越える湿原としては日本有数です。

満足しました。


おしまい。

歩行距離 28.5km
所要時間 10時間
コメント
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