(冒頭写真は、私がトレーニングジム通いをしていた頃のトレーニングスタイル。 写真は市民ランニング大会出場の私をプロカメラマンが撮影してくれたもの。 冬場はこの上にコートを着てマフラーをすればジムのロッカーを利用せずに済むため、そうしていた。 当該写真は、過去に何度か公開しています。)
そもそも私がトレーニングジム通いを始めたのは、今から12年程前のことだった。 そろそろ老後に向かうに当たり、身体を鍛え骨粗鬆症対策に入るべきと考えた故だ。
最初に通ったジム内で“自由スペース”の使用に関してジム経営者側との間にトラブルが発生し、2年間で退会した後。 公立体育館内のトレーニングジムに鞍替えし、その後10年ほど通い詰めた。
この公立体育館トレーニングジムの特徴は、室内トレーニング走路があった事だった。 これが功を奏し、私は素人ながらも本格的にランニング練習を始めるきっかけとなった。
それは良かったものの…
特に女子ロッカーとは、おそらく大勢の女子にとって実に“鬱陶しい”存在ではなかろうか??
“無法地帯”と表現するべきか、勝手気ままな女子達がまるで自身の身体を誇るべく裸で歩き回ったり、他者への迷惑に気付かないまま野放図にくっちゃべって過ごしたり、落とした髪の毛を拾わずに帰ったり…と、そのマナーの悪さが際立つ空間だったものだ。 (特に最初に行った民間ジムがその状態だった。)
片や公立体育館内ジムのロッカーは、高齢者が多いとの事情に即して、これまた特有の違和感があった。
以下に、2015.03.16公開バックナンバー 「誰に口きいてるの?」の中から一部を抜粋引用させていただこう。
先週末、いつものようにトレーニングジムへ行った時のことだ。
個人情報を自ら口外しない事が常識化している現代社会に於いては、よほど親しい関係にならない限り、誰しも自身の年齢等のプロフィールを公表しないのが一般常識であろう。
私が通うジムは昼間の時間帯は男女共に年配者が多いのが特徴だが、上記一般常識の例外ではなく皆さんご自身の年齢等々に関して詳細を語らない。 そのためどなたが何歳程のお年寄りなのか不明のまま、普段お付き合いをしている。 (ジムにて私が毎回お話する親しい女性は67歳である事を承知しているが、その他の方々とは挨拶程度の付き合いのためご年齢の程を存じていない。)
先日、ロッカールームで偶然一緒になったご年配御婦人2名のうち、一人が私に声をかけて下さる。
「スタイル抜群だけど、モデルさんでしょ?」
(実はこのセリフ、ロッカールーム内で度々お年寄り女性達からお声がかかる決まり文句だ。 その問いかけ自体は私にとってはまんざらでもない。 ただ高齢女性の“見る目の不確かさ”など重々承知の上でもある。 こんな年寄り連中しか来ないジム内で、派手なスタイルでトレーニングに励むスリム高身長の私が目立っているであろう事など、当の昔から客観的に自覚済みでもある。)
それに応えて私曰く、「ありがとうございます。 ですが、とんでもございません。 若い頃には少しはマシな体型でしたが、今となっては体型を保つのに苦心しています。」
そこですかさず横槍を入れてきたのが、ロッカールームにいたもう一人のお年寄り女性である。
「若い人が綺麗なのは当たり前じゃないの! 我々の半分程しか生きていない女性が綺麗でなくてどうするの。 そんなの褒めるに値しないよ!」
その反発の勢いに驚くと同時に、そのご意見に同意した私は女性の方を見た。 なるほど、お元気そうな女性である。
その女性の反論に応えて私も負けずに曰く、「実にお元気そうですね。失礼ですがお幾つでいらっしゃいますか?」
女性が応えて曰く、「83歳だけど、ずっと若い頃から身体を動かす習慣があって、その名残で今でもジム通いして健康を保っているのよ。」
なるほど、「それは素晴らしいですね!」と私は心より賞賛し、その旨ご返答申し上げた。
確かに若い時代から身体を鍛え続けている人物の健康維持のポリシーは素晴らしい!との感慨深い思いと共に、この高齢者女性達との束の間の会話は終焉した。
(ただ後々印象として残ったのは、「あなた、私の半分の年齢で誰に口きいてるの?」と言われたかのような一抹の後味の悪さである…)
さて上記会話に於いて、原左都子として心に留まった事があるのだ。
ジム内で会話した83歳の女性による “私達の半分の年齢”との会話内容に従って計算するに、私のことを40代前半と実年齢よりもずっと若く推測した模様だ。
まあそうだとしても実際問題今年還暦を迎える私の方が年下には間違いないのだから、その対応で許されるのかもしれない。 (後半 略)
個人情報を自ら口外しない事が常識化している現代社会に於いては、よほど親しい関係にならない限り、誰しも自身の年齢等のプロフィールを公表しないのが一般常識であろう。
私が通うジムは昼間の時間帯は男女共に年配者が多いのが特徴だが、上記一般常識の例外ではなく皆さんご自身の年齢等々に関して詳細を語らない。 そのためどなたが何歳程のお年寄りなのか不明のまま、普段お付き合いをしている。 (ジムにて私が毎回お話する親しい女性は67歳である事を承知しているが、その他の方々とは挨拶程度の付き合いのためご年齢の程を存じていない。)
先日、ロッカールームで偶然一緒になったご年配御婦人2名のうち、一人が私に声をかけて下さる。
「スタイル抜群だけど、モデルさんでしょ?」
(実はこのセリフ、ロッカールーム内で度々お年寄り女性達からお声がかかる決まり文句だ。 その問いかけ自体は私にとってはまんざらでもない。 ただ高齢女性の“見る目の不確かさ”など重々承知の上でもある。 こんな年寄り連中しか来ないジム内で、派手なスタイルでトレーニングに励むスリム高身長の私が目立っているであろう事など、当の昔から客観的に自覚済みでもある。)
それに応えて私曰く、「ありがとうございます。 ですが、とんでもございません。 若い頃には少しはマシな体型でしたが、今となっては体型を保つのに苦心しています。」
そこですかさず横槍を入れてきたのが、ロッカールームにいたもう一人のお年寄り女性である。
「若い人が綺麗なのは当たり前じゃないの! 我々の半分程しか生きていない女性が綺麗でなくてどうするの。 そんなの褒めるに値しないよ!」
その反発の勢いに驚くと同時に、そのご意見に同意した私は女性の方を見た。 なるほど、お元気そうな女性である。
その女性の反論に応えて私も負けずに曰く、「実にお元気そうですね。失礼ですがお幾つでいらっしゃいますか?」
女性が応えて曰く、「83歳だけど、ずっと若い頃から身体を動かす習慣があって、その名残で今でもジム通いして健康を保っているのよ。」
なるほど、「それは素晴らしいですね!」と私は心より賞賛し、その旨ご返答申し上げた。
確かに若い時代から身体を鍛え続けている人物の健康維持のポリシーは素晴らしい!との感慨深い思いと共に、この高齢者女性達との束の間の会話は終焉した。
(ただ後々印象として残ったのは、「あなた、私の半分の年齢で誰に口きいてるの?」と言われたかのような一抹の後味の悪さである…)
さて上記会話に於いて、原左都子として心に留まった事があるのだ。
ジム内で会話した83歳の女性による “私達の半分の年齢”との会話内容に従って計算するに、私のことを40代前半と実年齢よりもずっと若く推測した模様だ。
まあそうだとしても実際問題今年還暦を迎える私の方が年下には間違いないのだから、その対応で許されるのかもしれない。 (後半 略)
(以上、バックナンバーより一部を引用したもの。)
本日何故この種のエッセイを公開せんと志したかと言えば。
昨日の大迫選手の2度に渡るマラソン日本新記録樹立の快挙に、今尚我が感動が覚めやらぬこと。😍
加えて、昨日発表されたDIAMOND PRINCESS号から解放された静岡県(だったか?)の男性が、政府からの「帰宅後は普通に暮らしてよい」との指導に素直に従い、スポーツジムへ行った後に新型コロナウィルス感染が発覚し、ジム全館消毒作業に休館との大迷惑を被っている事に関するニュース報道を見聞したことによる。😨
特に後述事件に関しては、報道が少ない事に苛つく思いだ!
DIAMOND PRINCESS号がらみの後々の感染陽性報道に関しては、どうも言論統制がなされている感覚が否めない。
これ、明らかに政府指導の失敗だ! 私としては、現在開催中の国会に於いて野党はこの政府責任こそを集中的に叩いて欲しい思いだが。 どうも国民一般に分かり易い「全国小中高一斉休校」ばかりをバッシングし続けている感覚がある。
おそらく、今後もDIAMOND PRINCESS号がらみの“陽性報道”が続きそうに懸念するのだが…
(余談だがこの感染陽性反応報道により、DIAMOND PRINCESS号乗客が国内各地に散乱している事実にこれまた驚かされる。 例外なく高齢者のようだが、お年寄りはクルーズ客船旅をご愛好であろうか?? )
話題が大幅に横道に逸れて恐縮だが。
結局私は10年間通ったこの公立体育館併設トレーニングジムに、昨年のウィーン旅行準備期に至って後通っていない。
ご高齢者って、可愛い一面もあるのは認めるが。
ご自身の健康状態を常に客観視される事を第一義とされるとともに。
自分より若い世代をイジめないで欲しいとの思いもある、 との中途半端な結論で締めくくろう。
P.S.
この公立体育館内ジムには、 65歳以上半額! の優遇策もある!
それならばこの私も本年その年齢を超過するに際し、半額にて通いたいものだが…
おそらくその年齢に見て貰えない私は、今後もお年寄り女性達より、今まで同様の“仕打ち”を受けるであろう事が想像出来てしまうのが悲しい…