当該エッセイは、本日午前中に公開した「東京五輪を完全な形で実施?? ……」の続編の形となるが…
本日昼間視聴したテレビニュース内で、安倍政権内閣官房長官の菅氏が今一度同様の内容を繰り返した。
菅氏は、 2020東京五輪は“日程を延期することなく、正規の日程にて「完全な形で実施する」”、と明言した。
安倍晋三首相はG7テレビ会議で、夏に開催予定の東京五輪・パラリンピックについて「準備を全力で進めており、人類がウイルスに打ち勝った証しとして、完全な形での開催を目指したい」と表明。各首脳から支持を得たという。
本日午前中に発表されたネット情報より、この件に関する記述を以下に引用しよう。
G7首脳との緊急テレビ会議を行う安倍晋三首相=16日夜、首相官邸(内閣広報室提供)
(上記)首相の発言は、無観客や規模縮小などの形での五輪実施は想定していないことを示唆したとみられる。 一方、首相は会議後、記者団から開催時期について問われたが、明言を避けた。 日本政府によると、各首脳からも開催時期について具体的な言及はなかった。
首脳声明は、新型コロナウイルスの感染拡大について「人道的な悲劇や世界的な衛生上の危機であり、世界経済にも大きなリスクを与える」との認識を共有。治療法の確立やワクチンの開発を急ぐことを確認したほか、20カ国・地域(G20)に連携を求める方針も示した。
首脳声明は、新型コロナウイルスの感染拡大について「人道的な悲劇や世界的な衛生上の危機であり、世界経済にも大きなリスクを与える」との認識を共有。治療法の確立やワクチンの開発を急ぐことを確認したほか、20カ国・地域(G20)に連携を求める方針も示した。
(以上、ネット情報より引用。)
私見だが。
それにしても、安倍発言のまったく専門力を欠いた“向こう見ず”さには驚かされる。
「人類がウイルスに打ち勝った証しとして、完全な形での開催を目指したい」ですって??
まるで“正義のヒーロー”気取りだが、安部氏の何処にそれを実行出来るバックグラウンドあると言うのだろう?? 😨
この安部発言に比して、メディアで垣間見る今現在まさに“新型コロナウィルス騒動”の真っ只中で必死の思いで闘っている医学・医療関係者達のコメントには、切羽詰まった臨場感と正義感、そして信憑性が感じ取れる。
本日某民放テレビにて視聴した番組内で、ドイツにて医学・医療を長年経験したとの医師のコメントを聞いたのだが。
それによれば、ドイツにて新型コロナウィルスによる死者数のパーセンテージが日本も含め諸外国より桁違いに低いのは、ドイツでは「ホームドクター制度」があるのが一番の理由との話があった。 ドイツ国内では、全国民が「ホームドクター制度」に加入し、まずはそのホームドクターの診断を仰ぐ医療システムとなっているらしい。
そのため我が国のように、自分の身体がコロナウィルス肺炎に感染したと思しき場合に何処の病院へ行けばよいのか分からなかったり、それがために複数の病院を彷徨い歩く等々のマイナスの事態が避けられるとの事だ。 そして、そのホームドクターが後々の処置まで専門医師と相談するシステムとなっているらしい。
要するに、新型コロナウィルスを巡る現在の我が国のごとく、患者本人が素人考えであたふたと素人行動を取る事態が避けられ、医療措置が迅速に進展するシステムがドイツでは完成しているとの談話だった。
また我が国に於いては、新型コロナウィルス患者のためのベッド数がとてつもなく足りていない話題も、日本人医療現場医師より出た。
それに対する行政よりの対策がこの期に及んでも何ら進展せず、医療現場では四苦八苦状態からまったく解放されない事態であるようだ。 陽性患者皆を病院で抱え込む訳にもいかず、やむを得ず、陽性にして症状が軽い患者には自宅で待機してもらうしかないとの談話もあった。
最後に私見だが。
まさか国内の医療現場の切羽詰まった事態の対応策として、安部首相が国内(特に東京都)の新型コロナウィルス感染者数の隠蔽工作手段や、敢えて“PCR検査を受けさせない政策”を執っているとは思いたくもないが…
それにしても安倍首相は一体どれ程、国内の医療現場が置かれている“新型コロナウィルス肺炎対応”患者対応の厳しさを把握出来ているのであろう??
まったくもって今に至って一国の首相が、 「人類がウイルスに打ち勝った証しとして、完全な形での開催を目指したい!」 などとの夢うつつの戯言を語り、ヒーロー”気取りをしている場合ではなかろう。😱
少しは医療現場の受容能力範囲をはるかに超過する負担にも少しは視野を移し、現実を見つめ直し、一国の首相こそが新型コロナウィルス騒動と闘う姿勢を国民に見せるべきだ。
安倍首相には今夏の東京五輪開催に関しては早々に「延期」か「中止」の判断に持ち込み、今は一国家首相として、真摯に新型コロナウィルス騒動と向き合う事に是非とも期待したい!