この表題は、つい最近視聴したテレビの歌番組内で司会者が発した言葉だ。
その司会者発言の後、
「北国行きで」
「津軽海峡冬景色」
「北の旅人」
「北の宿から」
これらの曲目の熱唱がなされた。
この私も一番上の、1972年にリリースされ朱里エイコ氏が歌唱した「北国行きで」が、(当時高校生だったが)大のお気に入りだった。
5年程前にリバイバルでフルートの再練習を開始した際。
是非共この曲をフルートで吹きたくて、音楽スタジオ個室にて音を自分で拾いつつ譜面を立ち上げ練習したものだ。
確かに、「失恋」と「北国」は何故かマッチする。
特に南国生まれの私の場合、「北国」とは見果てぬ郷愁の地のようなイメージがある。
実際私は北の地方へは、太平洋側は仙台、日本海側は新潟までしか訪れていない。
北海道へは娘が小学生時代に家族旅行で行ったが、東京から飛行機でひとっ飛びだったためか、やや“郷愁”とは異質の地であるような気がする。
今度恋に破れたら、
「次の北国行きが来たら乗るの スーツケースを一つ下げて乗るの…」
と口ずさみつつ、
北国へひとり旅に出てみようか……