本日昼前のことだが。
そろそろ昼食の準備に入ろうとしたところ。
固定電話が「080……」と携帯電話番号をアナウンスし始める。
我が家の固定電話は“電話帳登録”に基づき、電話音声が掛かってきた電話主の名を告げるように設定してある。
未登録の番号に関しては、電話番号をそのままアナウンスする事となるのだが。
未登録の携帯番号アナウンスの場合、大抵は営業や不審電話だ。😱
(これ、どうせ営業か不審電話だなあ…)と頭から疑ってかかりつつ、いかにも不機嫌そうに低音で「もしもし~」と電話口に出てみると。
「Aです」と比較的明るい声で名乗り、「原〇子さんのお宅でしょうか?」と問うて来る。
(参考だが、我が家が保証人を努めている義母に関連する電話が少なからず掛かってくる我が家の固定電話なのだが。 義母の名の漢字の読みが世間では2通り存在するため同様のミスが多発するが、案の定義母の読み方では無い方を伝えてくる。)
元々電話主を疑ってかかっている私は意地悪心もあり、「そのような名の者はおりません!」ときっぱり返答すると。
「あのう、私ども過去に原〇子さんとかかわりがあった者なのですが、どうのこうの…」と告げ始める。
ここでは未だ(どうせ保険か何かの勧誘だろうと疑いつつ)、「失礼ですが、Aさんの所属先を教えて頂けますか?!」
それに応えてAさん曰く、「原〇子さん所有賃貸借物件に関して長年お世話になっているAです。先代より業務を引き継いでおります。 今電話口に出られているのは、〇子さんの息子さんの奥様でいらっしゃいますよね? 奥様にも何度かお会いしております。」とおっしゃるではないか!
やっとこさ、“目から鱗”だ。😲
電話主のAさんの先代時代より義母所有賃貸物件に関する事項でお世話になっているのは、我が家の方だ。
ここで電話口の声が自然と甲高くなった私がAさんに謝りつつ、「大変失礼申し上げました。 義母の単独法律行為が不能になって以降、既に9年程ずっとお世話になっているにもかかわらず誠に申し訳ありません。 義母の名前は△子と読みますが現在は高齢者施設暮らしにつき、息子夫婦の我々がすべての業務を担当しております。 ところで今回のご用件は?… 」
その用件をお聞きした後、「今後のお電話は今掛けられているこの電話番号におかけ下さい。 貴方の携帯電話番号を登録しておきますので、次回からは失礼を申し上げることは無いと存じます。」と告げると、「今後ともよろしくお願い致します。」と言ってAさんは電話を切られた。
いや~~~。 危ない、危ない。
今時、通常の電話着信よりも“営業電話”や“不審電話”こそが幅をきかせている現代の社会である事には間違いないだろう。
その現状に即して、登録していない電話番号に関しては“無視”するか“疑ってかかる”のが高齢域に達している家庭に於ける常識でもあろう、と自己弁護したくもなる。
それ故に、今回の私の電話対応は“間違っている”とは結論づけられないと自己分析するのだが。
それにしても、“営業電話”や“不審電話”の存在とは、まさに迷惑この上無い!!
通信手段が多様化している現在、各自がそれを自主選択し不要な通信を排除することが可能と言われてしまえばそれまでだが…
通信相手によっては、今尚通信手段が「電話」に限定される場合もある場面もある事実を鑑みて。
どうか、“営業電話” “不審電話”に関しては、発信者側こそが通信倫理に基づき自粛願いたいものだ。