原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

コロナワクチン4回目の接種はやめておこうかと考えている…

2022年05月01日 | 医学・医療・介護
 国内のコロナワクチン4回目接種に関して、政府がその方針内容を決定したようだ。


 以下に、朝日新聞本日2022.05.01付<社説>「4回目接種 混乱避け丁寧な発信を」より、一部を引用しよう。

 注目された新型コロナワクチンの4回目接種について、政府は対象者を「60歳以上の人」や「18再以上で基礎疾患がある人」などに限ると決めた。 これまでと違って、60歳未満で健康な人は外れることになった。(中略)
 いま使われているワクチンは流行中のオミクロン株に対し、感染や発症を防ぐ効果は限定的だが、重症化を抑える有効性は確認されている。 (中略)
 ただし、新たな課題が生じる。 まず浮かぶのは、「基礎疾患のある人」を自治体がどうやって把握するかだ。
 呼吸器の病気や心臓病、腎臓病、糖尿病など、対象疾患は決まっている。 これに関しては、医師の診断書がなくても柔軟に認める方針だ。
 広報のやり方などを工夫し、対象者が確実に接種できる環境を整えることが肝要だ。 (中略)
 全体に3回目接種は遅れ気味で、当面若い世代を中心に続けられることになる。 これと新たに始まる4回目の作業とを同時並行で進めなければならない。(中略)
 新規感染者数は大都市圏を中心に緩やかな減少傾向をたどるが、依然として高水準にある。 政府分科会は先日、大型連休後に医療逼迫につながるような急拡大が起きた場合の対応について、複数の考え方を示した。 感染者の抑制と社会経済活動の維持という、ふたつの要請のどちらかにより重きを置いて臨むべきか、専門家として今後も検討を重ねるという。
 改めて言うまでもなく、最終的に判断を下し責任を引き受けるのが政治の役割だ。 その覚悟を持ち、難題にしっかり向き合ってもらいたい。

 (以上、朝日新聞「社説」より一部を引用したもの。)



 私事に入ろう。

 私は元医学関係者にして、基本的にワクチン接種に関しては一貫して慎重派である。
 赤ちゃんから幼児時代には、政府の指示により各種ワクチン接種を全員に強制されたためそれは親が受けさせたようだが。
 その後、大人になって以降は私自らの判断で、一切のワクチンを接種していない。
 インフルエンザワクチンに関しても、そうだ。 今までの人生に於いて、ただの一度も接種したことが無い。

 そんな身にして今回のコロナワクチンに関しては、接種するか否か大いに頭を悩ませた。 何故接種すると決めたかと言うと、何と愚かなことに単に「海外旅行へ行きたい」と欲したが故だ。
 ところが、世の事情が全くそれどころではないことがすぐに判明した。 この厳しいコロナ禍に於いて、海外旅行など夢物語だと気づくのは早かった。
 結局は、何らのポリシーも無くコロナワクチン接種をする選択をしたのだが。
 
 2度目の接種時にも、38℃を超える発熱があった。

 そして3度目の接種後は、丸2日39℃超えの高熱地獄を味わう羽目となった…
 
 その時の様子を我がエッセイ集バックナンバーにて公開しているため、以下に一部を引用させていただこう。

 表題:コロナワクチン3回目モデルナ社製接種で2昼夜39℃超えの地獄を彷徨った…

 本文:
 昨日朝、前の日にコロナワクチン3回目モデルナ社製を接種した趣旨のエッセイを公開した。
 あの時点では、発熱は未だ37℃台だったのが。 その後あれよあれよと言う間に、熱が急上昇し始めて。
 昼前時点で既に39℃を超え、まだまだ熱の上昇が留まるところを知らない状況に陥った。
 私が39℃を超える発熱を経験するのは、娘が小学生時代に学校からうつされて帰ってきたインフルエンザに私も感染して以降だ。(2,3度その経験をしているが。)
 今回の場合インフルエンザにての発熱と異なり、身体に諸症状が無いことに助けられて比較的ラクと言えばそうなのだが。
 それにしてもこの年齢(今現在3度目接種が可能な高齢者年代だが)にして、久々の39℃超えに我が身体が耐え得るのかどうか不安が脳裏を過ぎる。 
 午後になって知人からお見舞いメールをいただいたのだが、既にその返答をする余力が無くなってきて。 それ以降は布団の中で高熱との闘いが続いた。
 夕方になって未だ39度超えが続いているのだが、「これ、思い切って風呂にでも入ったら気持ちいいかもしれない!」などとの荒療治を思いつき。
 それを実行すると、確かに気持ちが爽快になってきた。
 そのまま布団に入ったものの、熱がどうしても39℃を下回らない。
 亭主が心配して、「解熱剤を飲んだらどうか?」と言ってくるが、元医学関係者の私としては、「いや、薬剤を使用するより、私としては自然治癒に持ち込みたい。自力で熱が下がるのを待つ。」
 そうこうして、はやり高熱のため眠りの質が極力悪い中。
 朝方になって、大汗が出始めた。
 (これ、やっと熱が下がるぞ!) との予測が当たり、
 その後、朝起きるまでに、きちんと36℃台の平熱に戻った!
 いやいや、我ながら凄まじい回復力だ! と自己満足しつつ。
 2日間寝込んだため背中痛や腰痛やフラフラ感があるものの、いつもの時間に起きて朝食の準備をした後。
 朝方大汗をかいて湿気が溜まった布団のシーツ・カバー類を早速洗濯して、晴天の大空の下に干した。

 (以上、本エッセイ集バックナンバーより、一部を引用したもの。)



 最後に、私見を語ろう。

 コロナワクチン接種に関しては、政府の判断によりあくまでも「強制」措置を採用してはいない。
 故に、基礎疾患を抱えている皆様も高齢者の方々も、未だ一度も接種をしていない方々は少なくないことであろう。
 それらの方々のコロナ感染状況を一切心得ていないし、政府からのその件に関する調査・報告が一切無い状態でもあるが。

 4度目接種に関しても、如何なる判断をするべきか迷われている国民の方が必ずや存在するはずだ。

 実は、この私もその一人である。
 その理由の一つは、3度目モデルナワクチン接種後の2日間に及ぶ「39℃発熱地獄」を彷徨ったことに他ならない。
 あの厳しさと無駄な時間を、今後は是が非でも避けたいものだ!

 加えて、高齢者をひとくくりにして捉えている政府の思考の程に疑わしさを感じているのも事実だ。
 この私も年齢的にはれっきとした高齢者ではあるものの、普段から一切の医療依存無くして、元気に主体的に日々を過ごしている身だと自負している。
 そんな元気な立場にして、どうして年齢で高齢者に区分されコロナワクチン接種を半ば強制されねばならないのか!?!


 これに大いに反論したい思いだ!

 今後の医療ワクチン接種の基準として。
 「基礎疾患のある方々」はともかく。
 「年齢」ではない他の「健康状態尺度」を用いることは出来ないものかと提案したいのだが、如何だろうか??!