原発マネー還流のカラクリ 只今

　玄海町長はストレステスト提示に「私はバカにされたのか」と怒った。　　
　が、その舌の根も乾かないうちに、玄海町発注の公共事業の多くを受注する玄海町長のファミリー企業「岸本組」を利用して公金を還流させていたことが明るみにでた。
　それを報じた福岡の報道サイト『ハンター』７日付記事の一部を紹介。

　
　【記者】貴方の平成２１年分の資産報告では、岸本組の株が７５２０株、佐賀銀行の株が６４１７株保有していたことになっているが、所得報告書には四百九十一万五千九十円の配当所得があったと記載されている。本当か？
　
　【岸本町長】佐賀銀行の配当はそんなにない。たしか何万円にしかならんもんね。

　【記者】岸本組は無配だったはずだが？

　【岸本町長】県議時代はずいぶん配当をもらったんですがね。

　【記者】五百万もの配当はあり得ない。これは何の金？

　【岸本町長】あぁ、株を売ったやつかな？　三百くらい売った記憶がある。

　【記者】岸本組の株を売ったということか？

　【岸本町長】たしかもそうだったような…。会社に引き取らせたか。

　【記者】結果的にあなたの懐に公金が戻る仕組みで不適切ではないか。

　【岸本町長】調査してますから。


　　岸本組は、玄海町発注の公共工事の１５パーセントを受注。そうしたことを含めその流れをみてみると、
　　　　　[原発交付金]→[玄海町]→[岸本組]→[岸本町長]→[玄海町町議]　

玄海町長さんの悩み らくせき

玄海原発の町長さん、原発再会に積極的なのは・・・

ニュースの深層がこんな指摘をしていました。

岸本英雄・玄海町長のファミリー企業である岸本組も原発の"恩恵"を被っている。

岸本組は、唐津市と玄海町の土木工事で基盤を築き、
岸本町長もかつては専務を務めており、現在、弟の剛氏が社長、
町長は株式の15%弱を保有する大株主である。

岸本組の事業は公共工事に依存、民需は九電に負うところが多い。
民間調査会社の報告書には、「国交省佐賀地方整備局発注の共同溝設置」
「唐津市佐志小学校の改築」「唐津市農協のみかん選果場新築」
「早稲田佐賀学園校舎改装」「玄海原発の関連建築」といった工事名が並ぶ。

原発立地の自治体は、電源三法と固定資産税で潤い、
同時に原発関連の工事や補修で雇用が確保され、
地域は振興、原発と共存共栄の町が形成される。
理屈ではなく、ガッチリ組み込まれて身動きが取れず、
「脱原発」など絵空事である。


これなら、仕方ないですね・・・
しかし、爆発事故を起した時、利益を受けていない自治体まで
被害を免れないんだったら・・・
ハムレットのように悩みますね。

貧乏でも汚れていない生活か？
危険のうえに豊かな生活か？

玄海町民だけの悩みじゃないです・・・

危険のない豊かな生活・・・という出口は？

電力会社の数字に騙されて熱中症に？ らくせき

名古屋テレビのモーニングバード。
東電の夏の最高発電量についてのレポート。
東電は５６８０ＫＷ。

ところが名古屋大学の先生が試算すると６２０７という数字。
揚水発電などを考慮すると増えるという。

これまで電力会社は、夏の電力消費量の増える時期に
原発の必要性をＰＲしてきた。

さらに、ＰＲのマニュアルには、こんなことも、
☆戦争でも状況判断が出来れば、あわてなくてすむ、
ことの軽重を判断する基礎知識が大切。
文科系に人は、むやみに数字を有り難がる。

こうして数字を使った一種の洗脳が数十年にわたって行われてきた。

それが成功してきたのは、情報の独占があった。
じつは、こうした数字をもっているのが東電のみだった。
これなら東電の思うまま・・・・

今回はさすがに専門家も発言しているし、
その発言を、評判の悪いワイドショーなどが積極的に。

これじゃ、節電に協力して熱中症で亡くなったお年よりは
浮かばれない・・・
この夏、何人かがウラメシヤ・・・と出てくることに
ならなければ良いが・・・

また、ＮＨＫの朝の情報番組は、線量計が引っ張りだこという
話題を取りあげていた。

これなど、お国の情報が信頼できないことを示している。
せめて前科のない省に測定をさせて、発表することくらいは
すぐにでも出来るのに・・・

国策のために犠牲者が出るのは悲しい。