九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

玄海町長と原発マネー      只今

2011年07月10日 20時56分30秒 | Weblog
 先に玄海町長のことに触れました。それに対してあんころさんが、「マスコミはやはり報じない」と慨嘆しましたが、10日付『西日本新聞』が報じてくれました。
 『西日本新聞』に敬意を表してその一部を紹介します。

 =岸本玄海町長の実弟が経営する「岸本組」は、
 町長就任以来4年8ヶ月間で、電源対策交付金などの“電源マネー”を財源に使った発注工事と九電発注の関連工事を少なくとも約17億円分受注し、町長自身も株式の売却益や配当金として約1千万を得ていたことが、西日本新聞の調べで分った。
 
 「身内を含め、これだけ原発の恩恵を受けている町トップが公正な判断ができるか疑問だ」との指摘に対して、岸本町長は、「やましい気持ちはまったくない。町民が疑うならいつでも辞める」としている。
 
 九州では、首長や議員の三親等内の親族企業が自治体工事を受注することを禁じた八代市の条例が厳格な内容で知られているが、福岡県で約86パーセント、熊本県で約67パーセントの自治体が導入している。
 佐賀県は10パーセントにとどまる。= 
コメント (5)
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保安院の大罪(20)「『反乱官僚』は首」!  文科系

2011年07月10日 11時57分03秒 | 国内政治・経済・社会問題
保安院の大罪(20)「『反乱官僚』は首」!  文科系

 この文章は、311さんへの御応答です。

 たくさんのコメントを、有り難うございました。ただし
 まずお聞きしておきたいことはこれ。応答と言うのではなく所感程度のことを細かくぶつ切れに多数連続で書かれることによって、他の人々の論議、コメントを後景に押しやるやり方は失礼で、感心しません。編集で1本にまとめて宜しいか? もちろん加筆、削除などの手は加えませんが。さて、

①官僚に関する僕の論点が「陰謀論」というのは、消えたみたいですね。②以下にも関係することですが。なお、これが残っていると観るとしたら、どこに?具体的に語ってください。抽象的嫌疑(語)だけでは裁判などでは起訴どころか、容疑にもなりませんから。

②内閣と官僚の関係ですが、事務方でありながら影で団結して反乱を起こしサボタージュ戦略をも採る者に対して、あなたが言う「操縦」をどうやって行いますか? 例えば、厚労省の長妻への仕打ちや、シリーズ10,11で観た経産省広報の枝野官房長官談話への反乱のろし発言。こういう事務方の確信犯は本来信賞必罰でよいのでしょう? なんせ、組織的反乱軍なのですから。会社などなら重役会決定に組織的に反乱したら、先ず首でしょう?違いますか?

③「内閣不一致」を新聞も喧伝しています。これは最近の総理大臣の位置づけがオカシイからですよ。海江田やマスコミによる理解も含めて、官僚の思うつぼに嵌っています。改革派官僚・古賀茂明氏はこの問題を下のように語っています。以下の原則が、団結した官僚の反乱によって壊されて、逆に民主党内閣の方がばらばらにされてしまった。
【古賀 民主党は政治主導のあり方について、2つのミスを犯したと思います。ひとつは総理主導を打ち出せなかったことです。
 憲法では、行政権は内閣に属すると規定されています。官僚はこれを「行政権は内閣にあるのであって、総理にあるのではない」「各省の事務を実施する権限は個々の大臣にあるのであって、総理にはない」と解釈します。これなら大臣ひとりコントロールしていれば行政の実権を握れるし、総理の“勝手なマネ”を抑止することができるからです。
 しかし、総理には大臣を任免できるという強い権限があるのです。方針に従わない大臣は罷免して自らが兼任するということも可能です。要は、総理の決意次第で、行政全般を動かすことができるのです。
 では、現実はどうだったでしょうか。長妻昭前厚生労働相のケースを見てみましょう。長妻さんはマニフェストに掲げたことを忠実に実現しようとしました。その一環として、役所の人事にも手を入れようとしたのです。大臣が仕事の目標を示し、それが達成できたか否かで信賞必罰を行なおうとした。天下りはまかりならんと宣言し、独法の役員を公募して、そこに官僚が応募してくると「これは天下り同然ではないか。ダメだ」と蹴飛ばし……。そういうことをひとりでやっていたのです。
 これは本来、内閣全体の方針として行なわれるべきでしたが、長妻さんは結果的に孤立しました。総理も官房長官も一切助け舟を出さず、最後は事実上の更迭という憂き目に遭いました。官邸が長妻大臣を支え、内閣に対して「長妻を見習え」と指示していれば、様相はだいぶ違ったと思います。】
(以上、当ブログ1月4日拙エントリー所収、時事ドットコムんも記事からとりました)

④巨悪への特捜はこれからもあるでしょう。がしかし、2度も不起訴になったのになおかつ執着した小沢捜査は、政治介入のやりすぎと断定して、その反省があると観るしかありません。しかも新政権発足前後のこと、その最重要人物についてなのだ。それをもやり過ぎと認めたというのが今回の記事でしょう? 僕には①以下とも連動した大事件に見えるのですが、これも陰謀論? 村木厚子事件も民主党副代表・石井一氏に焦点を合わせてスタートしたものでしたよね?

⑤過去の原子力政策で官僚の大悪だけははっきりしています。経産省に保安院を置き、保安院が安全委員会に具体的なことで従う必要はないようになっていて、保安の仕事そのものがズブズブになっていたことなど、促進と規制、安全対策の実際が実にいー加減だったことが、まさにシビアアクシデントとして露呈されたからです。がしかし、どの政党がどれだけ悪かったのかは、自民党に最も長い責任があること以外には50年の総括になることゆえ、簡単ではありません。でも、福島が起こって全てはここから仕切り直しと言うのが常識でしょう? 福島自身の結果検証を待ちましょう。事故処理・住民救済が第一というのは、万人が認める当たり前のことだと思います。が、証拠や国民の怒りが消えないウチの事故の検証は、別の意味で最重要政治課題ですよね。

⑥【すべて戦前(の教え・体制)と軍国主義が諸悪の原因として考える者たちと、すべて戦後民主主義と憲法九条が諸悪の根源として考える者】
 これは何のことかさっぱり分かりません。こう言い換えればまーやっと分かりますが。
『日本の現状理解についてすべてに、こういう対立があるように思います。戦前の軍国主義の諸悪への反省から生まれた戦後の民主主義は今後の大原則と考えるものと、戦前はそんなに悪くなくって戦後民主主義と9条こそ諸悪の根源と考えるものと』

⑦ソクラテスについて今回あなたが僕に下さった文章は、2日に高村薫投稿へのコメントに書いた僕の文章と、どこか違っていますでしょうか?僕には違いがあるとは思えませんが。

 あなた【ついでに「無知の知」の説明。
 哲学者ソクラテスの言葉。自分自身が無知であることを知っている人間は、自分自身が無知であることを知らない人間より賢い。真の知への探求は、まず自分が無知であることを知ることから始まる。】

 僕『人間精神の最も大切な機能は自覚だと信じ続けてきました。これを、人間の哲学史最大の伝統と考える人も多いです。先ずソクラテス
「自分、人間は、大切なことは何も知らない。まず、そういう己自身を知ることから始めよう」
 次いで、近代哲学の祖、ルネ・デカルト。
「自分の頭がカボチャなのかも知れないと考えてみたほどに全てを疑っている僕だが、そういう風に疑っている僕自身は存在するという事は確かだ。そこから全てを始めよう」
 現代哲学の祖のように語られるヘーゲルの哲学は、人類の自覚の体系だとも言われます。 こうして、考えるということは己を疑うということだというのは、哲学史の伝統的大柱の一つだと考えています。カール・マルクスも同じでした。好きな格言に「人間的なものに関して我の関せざる所はあらざるなり」をあげつつ、「好きなモットー」に「全てを疑え」と答えています。二つを合わせるとこういうことでしょう。人間そのものを問うが、その全てを疑うと。』
コメント (4)
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