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「よたよたランナーの手記」(6) 息子、その彼女と走る  文科系

2013年06月11日 15時38分43秒 | 文芸作品
 息子とその彼女もジムランニングマシン走行に参加し始めたと、前回に述べた。この参加が、毎週月曜日18時から、ここ3週間続いている。芸が身を助けたというか、文化は人を結ぶというか、とにかく幸せな気分だ。混み合う公立のマシンで30分という時間制限があるのだが、その30分で彼女は3.2キロ、息子は3.1キロほどまで行くようになった。ウォームアップ歩行の時間を含んでのことである。息子の言う所では、1回目の翌日は腿がかなり痛かったのに、2回目は痛さが減ったと言う。元々軽い走りをする彼女の方は、もっと有望だろう。こんな風に頑張り始めた彼らを見物していると、僕自身の頬などもどんどん緩んでくる。それほどに、スポーツに愛着があるということだと、自分でも分かるのだ。そう思うと、もっとまたまた幸せな気分になってくる。こんなことをしているのは、自分で自分をどんどん乗せているということでもあるのだろう。好きな事って、だれでもこういう事をくり返しているのではないか。

 最初の2回は彼らが続くようにとのアドバイスなどで自分の方はセーブしていたが、ここ3週の僕も密かに頑張ってきたのだ。力を貯める時の練習は最高持続速度の7割以下でやると効果が大きいのだが、そういう練習だけをこの1ヶ月ほどはやってきた。口には出さなかったが、まー励みが出来たということだ。そして昨日は、その成果を1ヶ月ぶりほどの速度、強度で試してみた。30分で4.25キロまで行った。10年の心臓カテーテル手術の後、昨9月に2年半ぶりほどで走り始めて以来、30分走行最長距離になったのである。ウオームアップ歩行も入れた平均時速換算で、1ヶ月前ほどの8.3キロ時から8.5キロ時になったということだ。彼らには黙っていたのだが、1人密かに喜んでいた。なんせ、最高時速9.5キロでも心拍が思ったほど上がらずに続けられて、10キロ時で走れる方向が見えてきたということだ。手術の後には思っても見なかった幸せである。ランナー断念をなんともやりきれぬ気分で受け入れざるを得なかったこの身だったのだから。
 こんな嬉しさが励みになったのか、今日はロードレーサーを40キロほど飛ばしてきた。そしたら、左シューズが壊れてしまった。15年ほど前に奮発したこのレーサーの専用シューズを履きつぶす日が来るなんて、これもまた思ってもみなかった喜びである。
 術後3年残っていた8割の走力
コメント
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