(維新の会)奈良(選挙区)の候補は出馬辞退へ(2013.6.21 毎日新聞)
参院奈良選挙区(改選数1)に、日本維新の会から立候補を表明した奈良県議、山本進章(のぶあき)氏(58)が、出馬を取りやめる意向を固めたことがわかった。党本部からの十分な応援がないことに加え、橋下共同代表も従軍慰安婦を巡る発言などの影響で党勢が低迷し、陣営の不満が高まっていたという。
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維新の会の参議院選挙の予定候補者の候補辞退が続いていることは№93でもお伝えしましたが、まだ終らないようです。山本進章氏は自民党の奈良県会議員でしたが、自民党を離党して維新の会に加わりました。
なお、維新の会は参議院選の愛知選挙区に、当初比例代表候補に内定していた元衆議院議員の近藤浩氏(52)を立てることを決めたようです。維新の会は今度の参議院選でみんなの党と協力し幾つかの選挙区で棲み分けを行うことにし、愛知選挙区では候補を立てずにみんなの党の候補を応援することにしていましたが、橋下氏の従軍慰安婦問題の発言にみんなの党が反発し、協力が解消されました。維新の会愛知支部では候補を擁立しない方針でしたが、党内から「候補を立てるべきだ」という声が強まり、近藤氏を比例代表から選挙区候補に変更したものです。
なお、近藤氏は自民党の愛知県会議員を二期務めたのち、2003年の総選挙に愛知4区から自民党公認で立候補して、選挙区選挙では落選しましたが比例東海ブロックで当選しました。しかし運動員に買収資金を渡したとして起訴され、有罪となり、議員を辞職しました。昨年末の総選挙には、今度は維新の会に移って東海ブロック単独の比例候補として立候補しましたが落選しました。
ところで橋下氏の従軍慰安婦問題の発言では、橋下氏と共同で党代表を務める石原慎太郎衆議院議員(前東京都知事)が18日の国会議員団役員会で「橋下君の発言で党は大迷惑を被っている。選挙を戦う仲間に謝るべきだ」と批判しました。橋下氏は当初「選挙の結果で皆が辞めろというなら代表を退く」と答え、発言は取り消さない姿勢を示していました。しかし党内の意見が厳しいことを知って、20日に東京都議選と参議院選の候補者宛に「僕の個人的な政治的信条に基づく態度、振る舞いで、目の前の戦いが大変厳しいものになってしまいました」とメールで謝罪したと新聞やテレビのニュースが伝えました。
石原氏が「大迷惑だ。橋下君は謝るべきだ」と言いましたが、石原氏は橋下発言が報じられた直後は「軍と売春は付きものだ。橋下君は基本的に間違ったことは言っていない」と言っていたのをテレビの画面で見ていますが、俗にいう「君子豹変す」でしょうか
№93で、維新の会の参院選比例候補の中津川博郷氏が「落選したら破産のおそれがある」と辞退の理由を述べたことが「本音でしょう」と言ったことに対し、一部の方から、中津川氏の息子が不祥事を起こしたからだ。破産云々を信じるのかという指摘がありました。一部の人の特異例を探し出して全体を否定するのではなく、全体に共通するものを見るべきだと思います。
大西 五郎
参院奈良選挙区(改選数1)に、日本維新の会から立候補を表明した奈良県議、山本進章(のぶあき)氏(58)が、出馬を取りやめる意向を固めたことがわかった。党本部からの十分な応援がないことに加え、橋下共同代表も従軍慰安婦を巡る発言などの影響で党勢が低迷し、陣営の不満が高まっていたという。
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維新の会の参議院選挙の予定候補者の候補辞退が続いていることは№93でもお伝えしましたが、まだ終らないようです。山本進章氏は自民党の奈良県会議員でしたが、自民党を離党して維新の会に加わりました。
なお、維新の会は参議院選の愛知選挙区に、当初比例代表候補に内定していた元衆議院議員の近藤浩氏(52)を立てることを決めたようです。維新の会は今度の参議院選でみんなの党と協力し幾つかの選挙区で棲み分けを行うことにし、愛知選挙区では候補を立てずにみんなの党の候補を応援することにしていましたが、橋下氏の従軍慰安婦問題の発言にみんなの党が反発し、協力が解消されました。維新の会愛知支部では候補を擁立しない方針でしたが、党内から「候補を立てるべきだ」という声が強まり、近藤氏を比例代表から選挙区候補に変更したものです。
なお、近藤氏は自民党の愛知県会議員を二期務めたのち、2003年の総選挙に愛知4区から自民党公認で立候補して、選挙区選挙では落選しましたが比例東海ブロックで当選しました。しかし運動員に買収資金を渡したとして起訴され、有罪となり、議員を辞職しました。昨年末の総選挙には、今度は維新の会に移って東海ブロック単独の比例候補として立候補しましたが落選しました。
ところで橋下氏の従軍慰安婦問題の発言では、橋下氏と共同で党代表を務める石原慎太郎衆議院議員(前東京都知事)が18日の国会議員団役員会で「橋下君の発言で党は大迷惑を被っている。選挙を戦う仲間に謝るべきだ」と批判しました。橋下氏は当初「選挙の結果で皆が辞めろというなら代表を退く」と答え、発言は取り消さない姿勢を示していました。しかし党内の意見が厳しいことを知って、20日に東京都議選と参議院選の候補者宛に「僕の個人的な政治的信条に基づく態度、振る舞いで、目の前の戦いが大変厳しいものになってしまいました」とメールで謝罪したと新聞やテレビのニュースが伝えました。
石原氏が「大迷惑だ。橋下君は謝るべきだ」と言いましたが、石原氏は橋下発言が報じられた直後は「軍と売春は付きものだ。橋下君は基本的に間違ったことは言っていない」と言っていたのをテレビの画面で見ていますが、俗にいう「君子豹変す」でしょうか
№93で、維新の会の参院選比例候補の中津川博郷氏が「落選したら破産のおそれがある」と辞退の理由を述べたことが「本音でしょう」と言ったことに対し、一部の方から、中津川氏の息子が不祥事を起こしたからだ。破産云々を信じるのかという指摘がありました。一部の人の特異例を探し出して全体を否定するのではなく、全体に共通するものを見るべきだと思います。
大西 五郎