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オバマ国賓問題、余聞   文科系

2014年04月07日 05時52分51秒 | 国内政治・経済・社会問題
 以前から何回か話題にしてきた表記のことで、また新ニュースである。阿修羅掲示板に天木直人の最新ブログ記事が紹介された。安倍政権が、「(明治から)日本は、立派な国」という以外に何の政治理念も持たないことがよく分かるのである。典型的なポピュリズム政治と言いたい。彼の結論はこうだ。「安倍なんてちょろいものだと」(オバマ政権は改めて認識したはずだ)と。オバマから色よい返事をもらうために安倍が犠牲にしたものこそ、今の大いなる国益なのであった。見栄の政治!
 天木直人、イラク戦争参戦に抗議した結果、外務官僚を辞めることになった人物と聞いている。だとしたら、「有能」俗物流行の今の時代、なかなか出来ることではないと言いたい。こともあろうに嘘の理由で始まったあの戦争は、それほどに醜悪なものであったのだから。国連決議によって参戦した支援相手国アフガンにさえ、今のアメリカはもう嫌われている。解釈改憲で参戦した日本国家よりも、天木直人が正しかったのである。 

【 こんな外交なら子供でもできる  2014年4月6日 11時15分 天木 直人 | 外交評論家

 きょう4月6日早朝にTBS系で放送された時事放談に菅官房長官がゲスト出演し、おどろくべき発言をした。これは国民にとって聞き捨てならない発言だ。彼はまず、昨年2月に安倍首相が訪米してオバマ大統領と初会談した時、オバマ大統領から三つの具体的要請があった事を明らかにした。
 すなわち辺野古移転計画の着実な実施、TPP合意、そしてハーグ条約加盟、これである。そして菅官房長官は得意げにこう語ったのだ。安倍首相はこのオバマ大統領の要求に三つとも応える。だからオバマ訪日が成功しないはずがない。日米同盟は強化される、と。語るに落ちる笑止千万な発言だ。
 辺野古移転と言い、TPPと言い、そして日本の子供を米国に連れ戻すためのハーグ条約への加盟と言い、すべて国民の犠牲の下に米国の要求に応じるものだ。これで日米同盟が強化されないはずがない。
 そんな外交なら誰でもできる。しかも米国の要求はこれだけでは終わらない。「日米同盟をこわす気か」と一言米国が脅かせば、安倍首相は次々と更なる米国の理不尽な要求を飲まざるを得なくなる。その行き着く先が米国に代わって中国と戦争させられるのでは、これほどバカな役回りはない。しかもそのバカな役回りを、安倍・菅官房長官は喜んで演じているように見える。米国は嘲笑しているに違いない。安倍なんてちょろいものだと。
 残念ながらそれが今の安倍政権の姿である(了)】
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ザックジャパン(151) 遠藤保仁の「日本の弱点」対処法②  文科系

2014年04月07日 05時34分05秒 | 文芸作品
『俺らのサッカーは繋ぐサッカー。それは、今もまったくブレていない。ただ、そのためには前線から守備をしたり、恐がらずにアグレッシブに攻めたり、いろんな要素が必要になってくる。日本はそれを全部しっかりやって、ようやく世界に勝てるレベル』
 こう語る遠藤は、後半に出場して追いついたオランダ戦をこう闘ったという。
 前半は、全体的に下がりすぎて前二人(大迫と本田)が孤立していたから、敵にキープされてしまった。リスキーではあったが自分が前に出て相手の自由を妨げつつボールを自由にさばこうと思ったと。
 前戦プレスもしっかりやらせたようで、結果DFラインが10メートルも上げられて、日本のプレスが面白いようにかかり始めたのである。

 ベルギー戦はと言えば、日本ボランチへの相手プレスがないと観て、やはり後半にでた後はこう闘ったと語っている。前半1対1から後半2点を先取して、結局3対2で勝ったゲームである。
『自分がボールをもらう位置にセンターバックを行かせて、俺はひとつ前に出て、圭佑をさらに前に押し出すようにした。俺の位置が高かったのはそのせいで、これがうまくハマった』

 遠藤のこういう言葉を読んでいると、サッカーってつくづく駆け引きのスポーツだと分かる。それも、攻勢と守勢との組織心理的駆け引きのスポーツだと。空元気でも良いから相手を疑心暗鬼にさせた方が勝ちとすら思えるのである。例えば、「こいつら、こんな調子で最後まで走れるのかな?(あるいは、こんな調子で最後まで繋げて繋げて、攻められるのか?)だとしたら俺ら、ヤバイぞ」と、こう思わせたら断然有利になるスポーツということだ。組織心理的有利を確立すれば、走るのも疲れないスポーツとさえ言いたい。

 さて本論だが、以上の遠藤の言葉によればとにかく、日本は後陣が下がってはいけないのだ。前後どちらに布陣しても縦に詰めたコンパクトでなければならない。そして、そのためにも前陣が、敵に良いカウンター用パスを出させないよう走り回らねばならない。そうすれば、オランダのようなパス回しに長けた強いチームからもどんどんボールを奪う力を持っているチームである。
 その上で、前回遠藤の言葉で見たように、『DFの裏を狙うこと、サイドチェンジ、3人目の動き』という”日本の最大の武器”で攻める。さらにこの原則的武器に加えて、繋ぎ尽くした得点も狙っていけば(そういうやり方を成功裏に、かつ大いに見せれば)、なお組織心理的に有利な位置に立てるだろう。
 なお、この”日本の最大の武器”が、敵守備体制を崩し、弱める力を持つことも強調しておきたい。岡崎の今や世界的得意技だが、裏を狙えば敵DFラインを下げられるのだ。サイドチェンジでは敵陣を左右に拡げることが出来る。つまり、敵陣を下げたり拡げたりと、敵のコンパクト攻勢陣を崩せるのである。ここは、ザックがくれぐれも重視してきた崩し方、攻め方なのである。「3人目の動き」とは、バルサや日本流の繋ぐサッカーに不可欠なもの。ただ、組織心理ということで言えば、こういう長所・短所、チーム戦略を全員がきちんと押さえた上で、その時々一糸乱れず動かねば優位にはなれない。声を出し合い、注意し合うことが不可欠なスポーツということだろう。

 なお、ブラジルWC予選リーグ日本3戦の予想もここでしているので、次のエントリーをお読み願えれば嬉しい。2月10日、11日、12日にエントリーしている。
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