九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

中央日報より。    らくせき

2014年04月26日 19時42分38秒 | Weblog
今回の沈没事故をうけて、日本ではちょっと分かりにくい議論が韓国で起こっているようです。
三流国からの脱却を。国家改造が必要という声です。

中央日報の「時視各角」でこう述べています。

              


改革も革新でもない。改造だ。すべて壊して再び創るという意味だ。
今の体系を壊して全く違う姿に変えようとする時にこそ正しい表現だ。
このような厳重な話が政界の核心部から出ている。
セウォル号惨事の収拾策をめぐって「システム革新」「パラダイム刷新」
「内閣総辞職」のような表現は出てきた。

「国家改造」はこれをはるかに越える巨大で野心に満ちた単語だ。
本当にするだろうか。そうなるだろうか。
国改造論の先駆者である安昌浩(アン・チャンホ)先生(1878年-1938年、号は島山)にその道を聞く。

「…全てをすっかり改造しなければならない。われわれの教育と宗教も改造しなければならない。
われわれの農業も商業も土木も改造しなければならない…さらにわれわれの河や山までも改造しなければならない」。

1919年、中国上海で安先生は「民族改造論」を展開する。反復表現からは悲壮な決意が感じられる。
「日帝に国を奪われたみじめな現実を勝ち抜くには力を育てるべきだ。
そのためにはわれわれの全てを変えなければならない」と安先生は絶叫する。
島山(トサン)アカデミー院長の白斗権(ペク・ドゥクォン)高麗(コリョ)大教授は
民族改造論が出てきた背景を次のように説明する。

「島山(安昌浩の号)はわれわれ民族の力が足りなかったため亡国を招いたと考えた。
旧韓末、為政者の無能・堕落と社会全般のウソ文化が国を滅ぼしたと診断した。
したがって信頼・正直・実力を基礎に全てをやり直してこそ列強の手の中から抜け出すことができると先生は考えた」

李明博(イ・ミョンバク)前大統領は在任中に安昌浩の改造論を数回引用した。
2009年1月、全国の市長・郡守・区庁長と会った時に次のように話した。
「4大河川事業は経済危機克服のために地方自治体がすぐにでも開始できる事業だ。
安昌浩先生も山河改造論を強調されるほど先見の明があった」。
その後も李前大統領は4大河川事業が改造論の一環であることを何度も明らかにした。
緑色ニューディールの権威を島山思想に求めようとすることについては厳しい視線が多かった。
本当に4大河川の底辺に島山改造論のような時代の切実さが流れていたのだろうか。

金泳三(キム・ヨンサム)政権の1993年にも国家改造論が突如として登場した。
建国以来、最大の災難が韓国を襲った年だ。航空機の墜落と列車の脱線、旅客船の沈没で数千人の死傷者が発生した。
すると与党の実力者の口から「建国する気持ちで国を改造しよう」という主張が出てきた。
それからは災難対応システムを一新して、目を引くような対策を次々と繰り出した。
私たちはその結果がどうなったか、ちゃんと知っている。政権の責任をまぬがれるための臨機応変の策に過ぎなかった。

2014年に出現した国家改造論の意味と未来はどうだろうか。
やはり危機脱出用の“魔術マント”なのか。
検察のひどいやり方に犠牲者が出て、ワールドカップ(W杯)サッカーが始まるころになれば
消える集団痴呆性スローガンなのか。
国家システムをまるごと直していくという執権勢力の宣言に対して国民の立場から反対する理由はない。
その真意が疑われるとしてもひとまず見守ることだ。
ただし国家改造どころか災難システム改造もできずに終わった時、その苦々しい記憶はまた歴史の中に長く残るだろう。

安先生は誰が、何を、どのように改造しなければならないのか明確に提示した。
指導層のリーダーシップだけでなく国民意識、社会システム、国土環境皆すべてが改造対象だと考えた。
推進主体も他人ではなく、“自分自身”であることを強調した。
安先生はまた、漠然としたスローガンではなく、教育・訓練・行動を通じて具体的に実践してこそ改造が可能だと感じていた。

朴槿恵(パク・クネ)政府は自問しなければならない。「国家改造」意味に見合う悲壮さを持ち合わせているのかどうか。
そのような覚悟と実力はあるのか。
幸いにもそれがあるというのなら、国家改造には野党や市民社会勢力と手を取り合って取り組まなくてはならない。
内閣総辞職程度ではなく、官僚マフィアを破った後に後れた社会システムはもちろんそのような国民意識とも戦わなくてはならない。
他の分野を圧迫する前に、自分自身を変えなければならない。96年前の安先生の民族改造論は行く道を示してくれている。

                      

正確を期すために全文を転載しました。

今回の国家的な危機意識は日本に併合されるという歴史から端を発しているようです。
これは日本人には、なかなか理解しにくい心情のようですが、
日本がそのトラウマの元凶であることは知らないでは済まされない時です。
コメント (6)
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新聞の片隅に載ったニュースから(146)    大西五郎

2014年04月26日 19時08分45秒 | Weblog
教育勅語の徳目「今も十分通用」 文科相、国会で持論(14.4.26 朝日新聞)

 教育勅語をどう評価するか――。衆院文部科学委員会で25日、そんな議論が交わされた。下村博文文部科学相は、勅語が示す徳目について「至極真っ当。今でも十分通用する」などと持論を展開する一方、「そのまま復活する考えはない」と述べた。宮本岳志氏(共産)に対する答弁。
 下村氏は、教育の理念を示す「よく忠に励みよく孝を尽くし、国中の全ての者がみな心一にして代々美風を作り上げてきた」(現代語訳)の文言を、「日本の国柄を表している」と評価。「万一危急の大事が起こったならば、大義に基づいて勇気を奮い一身を捧げ」(同)の部分は「わが国が危機にあった時、みんなで国を守っていこう。そういう姿勢はある意味では当たり前の話」と述べた。
 一方、勅語で使われる「我が臣民」「皇室国家につくす」(同)などの表現は、「現憲法下における国民主権を考えると適切でない」などと指摘した。
 教育勅語は1890年に発布。「孝行」「義勇」など12項目の徳目を示し、戦前の修身教育の指針とされた。

□□――――――――――――――――――――――――――――――――――――――□□

教育勅語は戦事中は小学生でも暗記させられ、修身の時間などに暗誦させられました。私は今でも諳んじることができます。それ位徹底的に教え込まれたのです。
 下村文科相が「よく日本の国柄をあらわしている」と言った「我ガ臣民克(ヨ)く忠ニ克ク孝ニ億兆心ヲ一ニシテ世々厥(ソ)ノ美ヲ濟(ナ)セルハ此レ我カ国體ノ精華ニシテ」(原文)はまず天皇に対する忠節を第一番に挙げています。戦事中は国民に忠節を強いました。
 下村文科相が「わが国が危機にあった時、みんなで国を守っていこう。そういう姿勢はある意味では当たり前の話」と言った部分は原文では「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉ジ以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ」です。「みんなで皇室を守れ」と言っているのです。
 安倍首相は「戦後レジームからの脱却」「日本をとりもどす」を政治の目標に掲げていますが、首相補佐官や内閣官房参与に首相と同じ考えの側近を据え、NHKの経営委員にも百田尚樹氏や長谷川三千子氏などの右翼的な考えの人を推すなどしてその歴史認識が問題とされています。下村博文氏も日本会議国会議員懇談会幹事長や創生「日本」副会長を務め、神道政治連盟国会議員懇談会にも属しています。島根県松江市の教育委員会が「はだしのゲン」の学校での閲覧制限を行なったことを文科相として「適切であった」と擁護するなど、いわゆる安倍人脈の一人です。
 教育勅語の中には「常ニ国憲ヲ重シ国法ニ遵(したが)ヒ」(原文・現代語訳では「いつも憲法を重んじ、法律に従いなさい」)がありますが、この部分は下村氏はどう受け取っておられるのでしょうか。「教育勅語の徳目は今も十分通用する」と云うのであれば、安倍首相が内閣が憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認しようとしていることについ首相に忠告することはないのでしょうか。都合のいい部分だけ取り入れようとしていませんか。
 大西 五郎
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随筆紹介  「豚 汁」   文科系

2014年04月26日 13時14分59秒 | 文芸作品
 今回はK.Kさんの作品です。農村と言うよりも伊吹山の麓で育ち、農産物のおいしさに詳しい方です。

『   豚 汁
木枯らしが路上の落ち葉を舞い上がらせるころになると、豚汁が恋しくなる。大根、人参、ゴボウなど、身体を温める根菜を入れ、大鍋でたっぷり作る。味のしみる翌日がよい。
 今年はこの豚汁に里芋が仲間入りした。お嫁さんの生家から届いた物である。でも、共働きの息子夫婦は時間に追われ、ゆっくり料理もできない。ダンボール箱にぎっしり詰まった土付の里芋を見て「どうする?こんなに」と、悩んだらしい。「レンジでチンして、皮をむくしか思いつかないよ」と、ぼやく。「これ、食べられるようにしてくれないかな?」と、息子に頼まれた。近くで一歳と三歳の子どもの世話をしながら、お嫁さんも「お願いします」と顔を向けた。
里芋とイカの煮物もいいけれど、豚汁に入れてみよう。皮をむくと白い身が出てきた。当たりである。里芋は皮をむくまで分からない。赤い筋のあるごぢ芋だとがっかりする。お嫁さんの祖母が作っていると考えると、一つ一つが大切に思えて、丁寧にむく。豚汁に入れるととても合う。ねばりがあって歯形が残るほどもっちりしている。
 次の終末に届けた。「子どもが豚汁の中の里芋も食べたんですよ」お嫁さんは嬉しそうに言う。でも、「できればもっと小さく、一口サイズだと食べやすいのですが……」と、彼女は遠慮がちに言った。それならばと、より小さく薄味にした。ところが夫は、「大きい方が歯ごたえがあっていいなあ」と、つぶやく。「そうね」と言いながら、聞き流す。』
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アメリカは日本を守ると約束したのか?    らくせき

2014年04月26日 09時21分50秒 | Weblog
安倍さんの努力でオバマさんは国賓として滞在。
TPPは先延ばしでしたが、尖閣は安保の適応。
一応の成果を。
しかし韓国では慰安婦問題に理解を示すオバマさん。
アメリカの国益にそった発言です。

中国と日本を天秤にかけた時、アメリカはどちらを選択するでしょうか?
安保は保険になるのでしょうか?


コメント (5)
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