九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

希有な「人物」、ユルゲン・クロップ   文科系

2014年04月22日 22時37分53秒 | Weblog
 今フットボールの世界で最大ビッグ・クラブを三つあげろと言われたら、スペインのバルセロナとイギリスのマンチェスター・ユナイテッドは、愛好者なら誰でもが数え上げることだろう。ところで、この二つのビッグクラブから監督をやってくれと懇願されて敢えて断る人物がいるとは、この世界に通じた人々ならまったく信じられない話で、言わば大事件のはずだ。ユルゲンクロップが、これをやったのである。先日はバルサを断って、今日ユナイテッドを断ったという事実が判明した。後者の監督をマンU現役の最長老ライアン・ギグスが引き受けたのである。監督経験ゼロの人間にマンUを預ける。公然と噂されたクロップが明確に断ったことが、白日の下にさらされた瞬間だと思う。

 ちょっと考えてみて欲しい。日本のどこかの中堅銀行頭取に、三菱UFJかみずほ銀行か三井住友の頭取になってくれと頼まれて断る人が居るだろうか。それも、日本中自他共に認める実力者であって、頭取業務というものに十分過ぎるほどの自信も持っている人なのである。世界のサッカー界には、そんな断りを成した人物が存在した。日本人にはちょっと信じられない出来事のはずだ。ブランド志向でない、「人間的中身が有り余るような」人物!

 ユルゲン・クロップ。こういう希有な人物だからこそ、僕は今後も大いに注目したい。香川真司を育てあげ、この香川を他ならぬ上記マンUに送り出す時には「お互い抱き合い、泣き合って別れたよ。だって、慎司の子どもの頃からの夢であるチームに行きたいという希望を、大人が止めることは出来ないだろう」と解説して見せたという人間味に溢れすぎた人物だ。ドイツの田舎チームの普通の選手たちから、ゲーゲンプレスとバルサ型繋ぎという最新鋭組織の世界的強豪に育てあげた世界的辣腕監督。しかも、まだ46才と若い。香川は、故郷であるドルトムントに帰った方が良い! そしたらすぐにヨーロッパチャンピオンズリーグの常連どころか、すぐにその優勝も狙えるチームなのだし。ただ、香川自身が子どもの頃からの夢に拘るというのならば、弱くなったマンUを再び自分の手、いや脚でCLに出すという、それもまたロマン!

なお僕は、来期への新監督の正式選び直しに向けても、クロップは当然これを断るという、そういう前提判断で以上を書いている。よって、マンUの来期監督が正式に決まる時、今年の成績が良いならギグスのまま、悪いならファン・ハールがなると、ここまで書いて来た。ちなみに、ゲキサカ・サイトにこんなクロップ自身の言葉のニュースも載っていた。
「マンU行きは,なし? 香川恩師クロップはクラブ愛を強調「私とドルトムントの関係は壊せない」 
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする