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またしても「飛びすぎボール」の怪  文科系

2014年04月12日 11時39分12秒 | スポーツ
 今日本プロ野球界にまた大激震、「飛びすぎボール問題」が去年に続いて再燃したのである。先ず事実経過として、以下。スポニチアネックス記事の要約である。

 日本野球機構(NPB)は10日、東京都内で会見し、今季12球団が使用している統一球の反発係数が平均で基準値の上限を上回ったと発表した。発表内容はこうだ。
 3月29日の開幕第2戦を開催した6球場の使用球から、各球場1ダース(全72球)ずつを無作為に抽出し、日本車両検査協会に反発係数の検査を依頼。この日の結果報告によると、平均値0・426で11年に統一球が導入される前の数値に近く、規定の上限0・4234を上回った。昨年4月の検査では平均で0・416。NPBは製造メーカーであるミズノ社に対し原因の究明を指示したものの、球界に波紋が広がっている。
 10日の試合後、反発係数が基準値を上回ったことを聞いた楽天・星野監督は、「おかしいと思っていた。去年よりも飛ぶとね。違反ですよ。責任を取ってもらわないとね」と不満そうに話した。一般的には反発係数が0・001変わるだけで飛距離は約20センチ変化すると言われている。開幕から打撃戦が多く「さらに飛ぶようになっているのでは」の指摘が出ていたが、選手、監督らも困惑気味。DeNA・中畑監督も「開幕前に確認してちゃんとした報告が出ていないといけない。現場は困る。すっきりしない」と話した。

 さて、愚考を少々。去年もこの問題が発覚して加藤良三コミッショナーが引責辞任しており、またしても誰も知らないうちにこんなことになっていたということ。スポーツ好きとしては、開いた口も塞がらない奇妙すぎる事態だと言いたい。今回の平均値0・426は、昨年4月検査平均値0・416よりも0.01反発係数が高いということだ。これは20センチ×(0.01÷0.001)で、2メートル多く飛ぶ計算になる。また、去年最高責任者が引責辞任するほどの大問題がまた今年起こったというのは、普通ならばもう自浄能力ゼロの無政府状態とも言えるはずだ。選手たちが知らぬ間に2メートル多く飛ぶようになっていたとか、こんな簡単なことで自浄能力ゼロが示されたとかの事態は、現場から見たら大変なことだろう。それにしてはプロ野球界自身の反応も小さすぎるように思うが、どうなのだろうか。
 ファンを興ざめさせるような、ファンそっちのけの怪事件である。この事実を知っていた投手、打者がいるチームとそうでないチームとでは、ゲームに臨む有利さも断然違ってくるだろう。知っていた打者はホームラン狙いに傾くだろうし、同じく投手は大事なところでは長打警戒の投球になるはずだ。
コメント (1)
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