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70さん、「国際法」を論じている  文科系

2017年08月01日 13時41分57秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 70さん

 昨日の拙エントリーのA~Eは、貴方のここまでのご応答への問題提起であった。次に、貴方も述べられている通りで、貴方がこのエントリーに応えられたコメントは、その「一部」に応えた段階。よって今回は、その一部に関する限りで僕が応答させていただく。以下手短に書いて、この「一部」の続きを待つことにする。

① 先ず、貴コメントのほとんどを占める『イスラエル』の下り。僕は昨日のエントリーまで、これをこういう文脈で書いている。 
・任意の有志が行う革命の輸出、他国への武力介入は、国連法では禁じられている。僕はそう国連法を解していると、ずっと述べてきた。
・この点に関わって貴方は、国連法外の武力介入にも「正当性」がありうるという考え方を提起された。こういう文脈で。
『「違法であるが、正当である」なんてのが法的な標準的評価になってるならば』
・このように、この(有志による他国への武力介入の)正当性という概念、考え方は是か非か、これを認めるか否かこそが、貴方と僕の間の最大の論争点になってきた。なお、ここで言っておくがここまでの論議が国連法の解釈(か改変かの)問題なのであるから、これがどちらになろうが日米ロ中など万国に適用されるなどというのは大前提。当然過ぎる話である。
・という事を全て踏まえて僕は、イスラエルに触れたのである。たまたまあそこではイスラエル、サウジ、シリアを例に挙げたが、これがロ中が行った正当性ある?侵略例であっても僕として全く構わないわけだ。

・こうして①の結論。そういう国連法に準ずるような意味での「正当性」一般、貴方の言葉で言えば「(違法だが)法的な標準的評価」なるものをめぐって、今までと同様に今後も貴方と討論していくことになるだろう。

② さて、ここまでの①の論点が、貴コメントが次に提起した「安保理機能不全」解釈を左右するキー概念になる。
『安保理が機能不全と書いただけで・・・・・何処か1つの国が反対すればご破算になるシステムを採っている時点で機能不全になるのは分かりきったことなんで』
 こういう貴方の解釈は当然、革命の輸出、武力介入を国連法化すべきとなるし、現行国連法だけが法でありそれ以外の「正当性」等存在させてはならないという立場なら、こうなる。これは「機能不全」などではなくって、現行国連法にもあるとおりに、あくまでも国内問題、内政不干渉原則が存在するだけであると。
 
③「国連を出ていけ・・」問題。
 国連法外の例外的正当性を認めろと行動してきたアメリカは、国連法違反続きだから出て行けと誰が言っても出て行かぬはずだと、僕は語ったのである。これは同じく旧ソ連、ロシア、中国などが行う他国への武力介入に対しても、僕は同じように語るだろう。もちろん、今時ヒトラーや東條じゃあるまいし、これらも出ていくわけはないよということなのだが。つまり、国連法の解釈に関わった非難なのだから、全ての国対象に語っているということは、ここでも自明な、大前提である。


 以上、誤読が誤読を生んで、訳の分からん話になる前に、これまでの話の整理をしたつもりだ。さて、以上の経過認識を共有されるか否か。まず、この回答を待たせていただく。それが是であるならば、その上で改めて早速A~Eにお答え願いたい。


コメント (10)
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