『例の根拠のうす~い心理学』
『安全保障をこれまでに起きた紛争や戦争を下敷きに考えれば、想定外の事態というのはあり得ない。そんなことをまともに語っていた』
『それを否定する為に持ち出してきたのが、訳のわからない心理学ではこっちにしてみればその方がよほど悪い冗談になる。』
さて、直近エントリーでは僕のここまでの言い分をほぼ全て君が認めたのだから、僕はもうほとんど批判はないよ。唯1点、僕の「心理学」を君が未だに矮小化していることだけを、今回は批判しよう。僕は最初に、これについてこう書いたよね。
『 5日「北朝鮮」のあり得ない前提 2017年08月06日
昨日の「北朝鮮」論議は、ちょっと物を考える大人の常識で考えてみて、あり得ない前提に基づいた話だと言いたい。
北朝鮮ミサイル使用論議ではいつも、ここがあり得ない前提だとずっと語ってきた。
『日本や韓国始め東アジアの国々は北朝鮮の核(使用)の恐怖に襲われる』
『北朝鮮のミサイル核開発がここまで来てしまった以上、日本や韓国も今までとは違う安全保障が求められる可能性が出てくることも否定出来ない。つまりは、核開発になる。』
北が核を先ず使ったら、首領様は自殺するようなものだと、僕はずっと述べてきた。
今でさえ自分の命が狙われていると十分すぎる自覚もおありだ。「(北が日本に落としても、アメリカが報復してくれるとは限らないので)即時核報復がないかも知れぬとして、日本には落としうる」というのがこのエントリーの「新味」なのだが、どこに落としても「遅かれ速かれの100%自殺が早まるだけ」という自覚は無いはずがない。アメリカの遙か彼方・クェート侵略のフセイン、「化学兵器使用」のアサド、「9・11のビンラディン」も懸命に研究してきたことだろうし。そしてまた、彼の自殺とは、朝鮮民族にとって末代までも重要な一族郎党に連なる大虐殺までも連想されるはずなのである。あたかも、ルーマニアの独裁者、チャウシェスクのように。
そしてまた、戦後70有余年の世界史で誰も核を落としたことがないという知識も、この独裁者首領様は十分過ぎるほどにお持ちのはずだ。それが何故かぐらいは、多少の馬鹿でも自殺決意の前ほどには考えてみることだろう。こういうのが自殺の時の独裁者にこそ一種切実な現実的思考というものであると愚考する。独裁者の国のことは、独裁者の心理学が重要になるが、それも完全に欠如している議論ということだ。
そういう事情すべてを含めて、現代国際政治史 独裁者の心理学などが欠如した、純軍事的な微かな可能性の思いつきだけを前提にした、有り難い論議にしか過ぎないと読みました。
米軍は、自分主導でこの北を引っ張れる所まで引っ張って、中国含みのこのアジアにどんどん緊張を高めていくし、これからもそうしていくはずだ。そのためにも今は、北の馬鹿首領の心理分析は戦略の要になってくる。よって、北について僕が昨日書いた事など、とっくの昔に全て織り込み済みだよ。』
この場合の「独裁者の心理学」は、これを僕が全部解明したと語っているのではない。文中末尾の方の記述によって、こういうことを指すのは明らかである。『アメリカもそういうことを懸命に研究しているはずだ』。そして、その中には、僕がここで首領様について語っている内容も含まれることになるはずだと。
ちなみに、僕がこれを解明したと、一体どこに書いてあるのか? ちなみに、この1日後の7日エントリーで僕はこう書いている。
『チキンレースが、米軍主導でどんどん進展した場合、首領様が、どんな段階でどう出る可能性があるかなんて、米軍が専門家に研究して貰っているに決まっているのである。そんなことも推察できないのかと、こちらがむしろ不思議だよ。独裁者の国に対するチキンレース戦略では、彼の心理を見ることは参謀本部の研究の中心になる。第二次大戦で、ヒトラーを必死に研究したようなものだ。そんなことは、当然すぎる話。』
僕がこう書いた7日以降も、君はずっとこのエントリー冒頭のような「(僕の)心理学」を言い続けているのである。まるで強情な牽強付会だけの馬鹿でしょう? 違うなら違うと証明してご覧なさいね。
『安全保障をこれまでに起きた紛争や戦争を下敷きに考えれば、想定外の事態というのはあり得ない。そんなことをまともに語っていた』
『それを否定する為に持ち出してきたのが、訳のわからない心理学ではこっちにしてみればその方がよほど悪い冗談になる。』
さて、直近エントリーでは僕のここまでの言い分をほぼ全て君が認めたのだから、僕はもうほとんど批判はないよ。唯1点、僕の「心理学」を君が未だに矮小化していることだけを、今回は批判しよう。僕は最初に、これについてこう書いたよね。
『 5日「北朝鮮」のあり得ない前提 2017年08月06日
昨日の「北朝鮮」論議は、ちょっと物を考える大人の常識で考えてみて、あり得ない前提に基づいた話だと言いたい。
北朝鮮ミサイル使用論議ではいつも、ここがあり得ない前提だとずっと語ってきた。
『日本や韓国始め東アジアの国々は北朝鮮の核(使用)の恐怖に襲われる』
『北朝鮮のミサイル核開発がここまで来てしまった以上、日本や韓国も今までとは違う安全保障が求められる可能性が出てくることも否定出来ない。つまりは、核開発になる。』
北が核を先ず使ったら、首領様は自殺するようなものだと、僕はずっと述べてきた。
今でさえ自分の命が狙われていると十分すぎる自覚もおありだ。「(北が日本に落としても、アメリカが報復してくれるとは限らないので)即時核報復がないかも知れぬとして、日本には落としうる」というのがこのエントリーの「新味」なのだが、どこに落としても「遅かれ速かれの100%自殺が早まるだけ」という自覚は無いはずがない。アメリカの遙か彼方・クェート侵略のフセイン、「化学兵器使用」のアサド、「9・11のビンラディン」も懸命に研究してきたことだろうし。そしてまた、彼の自殺とは、朝鮮民族にとって末代までも重要な一族郎党に連なる大虐殺までも連想されるはずなのである。あたかも、ルーマニアの独裁者、チャウシェスクのように。
そしてまた、戦後70有余年の世界史で誰も核を落としたことがないという知識も、この独裁者首領様は十分過ぎるほどにお持ちのはずだ。それが何故かぐらいは、多少の馬鹿でも自殺決意の前ほどには考えてみることだろう。こういうのが自殺の時の独裁者にこそ一種切実な現実的思考というものであると愚考する。独裁者の国のことは、独裁者の心理学が重要になるが、それも完全に欠如している議論ということだ。
そういう事情すべてを含めて、現代国際政治史 独裁者の心理学などが欠如した、純軍事的な微かな可能性の思いつきだけを前提にした、有り難い論議にしか過ぎないと読みました。
米軍は、自分主導でこの北を引っ張れる所まで引っ張って、中国含みのこのアジアにどんどん緊張を高めていくし、これからもそうしていくはずだ。そのためにも今は、北の馬鹿首領の心理分析は戦略の要になってくる。よって、北について僕が昨日書いた事など、とっくの昔に全て織り込み済みだよ。』
この場合の「独裁者の心理学」は、これを僕が全部解明したと語っているのではない。文中末尾の方の記述によって、こういうことを指すのは明らかである。『アメリカもそういうことを懸命に研究しているはずだ』。そして、その中には、僕がここで首領様について語っている内容も含まれることになるはずだと。
ちなみに、僕がこれを解明したと、一体どこに書いてあるのか? ちなみに、この1日後の7日エントリーで僕はこう書いている。
『チキンレースが、米軍主導でどんどん進展した場合、首領様が、どんな段階でどう出る可能性があるかなんて、米軍が専門家に研究して貰っているに決まっているのである。そんなことも推察できないのかと、こちらがむしろ不思議だよ。独裁者の国に対するチキンレース戦略では、彼の心理を見ることは参謀本部の研究の中心になる。第二次大戦で、ヒトラーを必死に研究したようなものだ。そんなことは、当然すぎる話。』
僕がこう書いた7日以降も、君はずっとこのエントリー冒頭のような「(僕の)心理学」を言い続けているのである。まるで強情な牽強付会だけの馬鹿でしょう? 違うなら違うと証明してご覧なさいね。