横浜Fマリノスが、ACL2連勝と好調だ。それも、全北現代(2対1)、シドニーFC(4対0)と、それぞれ去年の両国チャンピオン・チーム相手に。全北戦は13日に「マリノスが強い!」をエントリーしたが、点差以上の圧勝だった。なんせ、シュート数では圧倒し、相手1得点もマリノスのGKが絡んだゴール前連携ミスによるもの。加えて後半の後半には、相手に二人目の退場。ゲーム中終始マリノス選手を追いかけていただけの全北は疲労困憊だったということだ。
さて、シドニー戦でも2得点したここの仲川輝人は、今年のJリーグMVP。これがまた速いこと速いこと! 川崎の中村憲剛が「あれだけ速いのはうらやましい!」と述べたというのも既に有名。そんな仲川の言葉に、矢張り最近有名な名言がある。監督のポステコグルーのことを尋ねられて、答えた言葉が面白かったこと!
「もう、(ポステコグルーの)信者です」
信者というのはよくよくの言葉だが、この監督に全幅の信頼を置いていて、「すべて、帰依する」という意味にとるのがよい。ここには、こんな体験も多く経てきたと思わせるものがある。ポステコグルーの特異な戦術は、日本選手としては必ず疑問を起こした事も多かったはずだから。
「この指示、あるいはこの戦術って、大丈夫なのかな」と考えたことも何度かあるが、全て大丈夫だったから、まー驚いたなー!
Jリーグももう、監督こそ最も大事という時代に入ったのだ。ちょうど、今最強のイングランドリーグに世界の名監督ベスト3が集まっているように。それにしても、ポステコグルー、フィンク、長谷川健太から目が離せず、そこに川崎がどう割って入ってくるか、興味が尽きないのである。こんな時代に、名古屋のイタリア人監督はともかく、ブラジル人伝統・鹿島は大丈夫なのか?