昨年末から膝を前には出さず、ほとんど蹴り足中心で走るやり方に変えてから、昨日最長ストライドが出た。それも、風邪を引いて中5日置いて走ったから、随分セーブした積もりだったのに、気付いてみたら吹上公園最後の一周は過去最少のピッチ数だった。それで意識して記録を調べ直してみて、こんなことに気付いた。
この走法は、膝も前に出すやり方よりもかえってストライドが長くなるのだ。前にも書いたが、以前の走法よりも、同じスピードの呼吸が苦しくなくって、ストライドも伸びるとあれば、合理的な走り方に決まっている。この走り方をもう一度まとめつつ、新たに気付いた事を加えてみる。
①前へ進む力は蹴り足で生み出し、蹴った足は、蹴った反動で前に出す以上には、無理して前に振り出さない。
②「蹴り方」の感じは、着地時に膝を伸ばして足裏全体で地面をつつく。自分のストライドに合わせて一番軽く地面をつつく。
③上半身の運びは「へそから前へ」という表現が良い。蹴った足の反動でその付け根の腰骨を高く保ったまま前へ運ぶ。その同じ側の腕・肘を強めに後ろへ突き出すと腰骨が自然に前にやれるという要領なのだと思う。
④この走り方は「(推進力としての)蹴りが一瞬のこと」だから、左右の脚連係が案外難しい。「後ろ脚を蹴った瞬間に、前脚の腰骨・その膝下が自然に前に延びている」感じが掴めないと、スピードを殺すことになるからだ。これがまずいと、ストライドが狭くなったり広すぎたりして、脚のいろんな筋肉にもどこかに無理が出てくることになる。
膝を前に出す意識をなくしたのに自分の最長ストライドが出ると気付いたのは、大変嬉しい事だった。昨日の平均心拍数は151だったが、ほとんど同じスピードで走った前の月曜日は148だったから、上記の④に慣れていけば、心拍数ももっともっと減っていくはずだ。