介護の合間に K・Yさんの作品です
家内は2度目の圧迫骨折の手術が今週終わり、次は厄介な椎間孔狭窄症の拡大手術が控えている。加えて、不安神経症で長時間一人ではいられない。2階のベッドでの生活が一日の大半となっている。三度の家事は私に託され、彼女の痛がっている腰をさすり、痛み止めの張りバンドを貼る。従い、趣味は制限され、登山、旅行などの外泊は十数年自粛している。
家内は2度目の圧迫骨折の手術が今週終わり、次は厄介な椎間孔狭窄症の拡大手術が控えている。加えて、不安神経症で長時間一人ではいられない。2階のベッドでの生活が一日の大半となっている。三度の家事は私に託され、彼女の痛がっている腰をさすり、痛み止めの張りバンドを貼る。従い、趣味は制限され、登山、旅行などの外泊は十数年自粛している。
地元で、家事の合間を、小刻みに趣味をする生活パターンが定着している。テニスは中断して帰る。陶芸もそう。多くの作品はできない。弁当も用意せず、帰宅し家内と昼食をとる。
次第に、合間を利用する生活パターンとなっている。その典型がカラオケの練習である。わずかな時間を活用する。一ヶ月に新曲を十二曲に挑戦する。名曲を選ぶ。最近は、紅白歌合戦の若い人の歌を選んでいる。作詞が長い、テンポが速い、リズムが急変する。それに追随しようとする自分がいる。歌詞は現代詩であり勉強にもなる。
陶芸は幸いなことに家の北側に電動ロクロを持っているから、合間にさっと回す。夏の風物詩の風鈴を作る。マグカップ、湯呑、ビアカップなど小物に専念すれば、陶芸教室の挽回もできる。
一方、私が心がけていることは重ねること、つまり単一の仕事でなく、別のことを重ねる。生活の二重奏、三重奏だ。
買い物のついでにリサイクルにおもむき、ガラス瓶をもらい、割って受け皿に入れ、窯で溶け装飾となる。釉薬の二重がけも多用する。釉薬を重ねることで新たな色彩となる。そういった挑戦も面白い。晩の夕食に肉じゃがを茹でている横で、伊予柑の皮剥きをし、キレイな果肉とする。短時間のウォーキングにテニスの素振りを兼ねる。テニスの試合中にはその場の駆け足をし打球を待つ。カラオケは歌ってみる、さらに再生して聞いてみる。
しかし、家内は病気を重ねている。身体の痛みと精神の不安。重ねるにも悲喜劇があり、それが現実なんだろう。
次第に、合間を利用する生活パターンとなっている。その典型がカラオケの練習である。わずかな時間を活用する。一ヶ月に新曲を十二曲に挑戦する。名曲を選ぶ。最近は、紅白歌合戦の若い人の歌を選んでいる。作詞が長い、テンポが速い、リズムが急変する。それに追随しようとする自分がいる。歌詞は現代詩であり勉強にもなる。
陶芸は幸いなことに家の北側に電動ロクロを持っているから、合間にさっと回す。夏の風物詩の風鈴を作る。マグカップ、湯呑、ビアカップなど小物に専念すれば、陶芸教室の挽回もできる。
一方、私が心がけていることは重ねること、つまり単一の仕事でなく、別のことを重ねる。生活の二重奏、三重奏だ。
買い物のついでにリサイクルにおもむき、ガラス瓶をもらい、割って受け皿に入れ、窯で溶け装飾となる。釉薬の二重がけも多用する。釉薬を重ねることで新たな色彩となる。そういった挑戦も面白い。晩の夕食に肉じゃがを茹でている横で、伊予柑の皮剥きをし、キレイな果肉とする。短時間のウォーキングにテニスの素振りを兼ねる。テニスの試合中にはその場の駆け足をし打球を待つ。カラオケは歌ってみる、さらに再生して聞いてみる。
しかし、家内は病気を重ねている。身体の痛みと精神の不安。重ねるにも悲喜劇があり、それが現実なんだろう。