ほんとに、ウクライナ戦争へのG7をめぐってはおかしいことだらけだ。ウクライナへの軍事援助だけが戦争を続けさせているという事実を誰も見ていない。口は美しいが、G7はこう振る舞っているのだ。
「兵器はどんどん送るから、ロシアが音を上げるまでウクライナの若者はどんどん死んでくれ!」
日本のマスコミも全くG7寄りで正体が見えた気がする。この戦争を懸命に仲裁しようとしているトルコは悪者、独裁者とだけに描いているし、ウクライナ支援決議で態度が「アイマイ以上」の百国近くを、中ロとの経済的利益だけで結びついているように描いてきた。アラブやグローバルサウスが、自然と以下のように考えているとは、ほんのちょっとも示して来なかったのである。
「兵器はどんどん送るから、ロシアが音を上げるまでウクライナの若者はどんどん死んでくれ!」
日本のマスコミも全くG7寄りで正体が見えた気がする。この戦争を懸命に仲裁しようとしているトルコは悪者、独裁者とだけに描いているし、ウクライナ支援決議で態度が「アイマイ以上」の百国近くを、中ロとの経済的利益だけで結びついているように描いてきた。アラブやグローバルサウスが、自然と以下のように考えているとは、ほんのちょっとも示して来なかったのである。
「ウクライナ戦争のロシアよりも、アフガン戦争、イラク戦争のアメリカの方が遙かに酷い。そんなアメリカが支配するG7の何が正義か? どうせ・・・・」
そもそもこのグローバルサウスの中でもアメリカのお膝元中南米が反米左翼政権ばかりになっているのをG7諸国はどう考えるのか。南米のG20国・ブラジルはBRICS国だし、もう一つのG20国・アルゼンチンも近くここに加盟の方向だ! アメリカに物申せず、「経済的利益だけ」は、むしろG7の方じゃないのか?
うがった見方を一つ。
「アメリカにもの申すと、クレディスイスのようなことを起こされる。あそこの最大株主はサウジアラビアだったはずだが、中国の仲裁でイランと仲直りしたサウジは、クレディの社債でどれだけ損した?」
さらにもう一つ、何度でも言う。世界の経済・軍事ブロック化は人類史上いつも、相互が憎しみを投げかけあい、募らせあっていく体制として、世界戦争への一里塚ではなかったか。G7国唯一の非白人国家、日本が、G7を一種世界的・全人類的な組織と見せる役割を担っているだけに、その国民の1人としてことさら危惧するものである。G7って、日本を除いたら欧米圏だけで地球のほんの一部、ごく狭い白人だけの組織でしかない。