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日本のウクライナ報道の偏向が笑止  文科系

2023年10月06日 10時50分43秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 標記のこと、何度も言うがおかしいと思う。テレビも、ネット報道などは狂っていると言うほどに。なによりも、「起こった事実」をではなく、「今後の希望」ばかりを報道してきたからだ。「反転攻勢が始まるぞ」「第一防衛戦を一、二突破したから、一点突破全面展開から、アゾフ海かクリミアまで!」などなど。
 それで、「反転攻勢」呼号から5か月経ってもその成功の報道はないだけでなく、全面展開の兵器や弾薬も足りないと報道され始めた。この期間ごく初期に、戦車なども多数納まる東部最大のコンクリート固め都市要塞バフムート占領の報道などなかったのに、いつの間にかロシア占領地になっている。ちなみに、孫崎享のネット「つぶやき」では、こんなニュースが流れたばかり。

『  ウクライナへの軍事支援は米国下院の混乱で減額は必至。合わせてスロバキアで軍事支援を行わないことを宣言した政党が総選挙で第一党獲得。加えて、欧州で「ウクライナ軍支援 16%減」という現象が出ている。EUの世論ウクライナへの軍事支援に否定的な回答は5-6月調査では31%。』
 この文章最後の部分、「EU世論」解説に、こんな記述もある。
『 EUの世論調査機関「ユーロバロメーター」によると、ウクライナへの軍事支援に否定的な回答は5-6月調査では計31%と1-2月の調査の28%をさらに増加した。
ブルガリア、ギリシア、キプロス、ハンガリー、ギリシャ、キプロス、ハンガリー、オーストリア、スロバキアでは否定的な回答は過半数を占めた。
ドイツのキール世界経済研究所の調査によると軍事現物援助額は22年12月の230億弗をピークに減少傾向に転じた。月間の平均額は22年3月から12月までは約57億8000万ユーロだったが23年16月は48億8000万ドルと16%減った。 』

 何度も語るが、各州の徴兵官全員(32人)、副防衛大臣全員(6人)が、つい最近汚職とかで解任された国である。これで、兵士らがまともに戦争出来るか?? 「極悪のロシア」に対する判官贔屓はあり得ようが、マスコミはそんなことだけを報道する機関か?

 実社会でも「新自由主義」の「自由」の前に公正がどんどん投げ捨てられてきたが、この「世界ブロック化の時代」に、マスコミも「西側」報道専門のアジテーターになって良いのか?!
 戦争当事者の一方だけの、それも「今後への希望的観測」だけを報道するマスコミ!
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随筆紹介  二個のマドレーヌ   文科系

2023年10月06日 08時45分12秒 | 文芸作品
随筆紹介 二個のマドレーヌ K.Kさんの作品(僕らの同人誌より)                                 

 車で一時間の息子家族へ毎週煮物を持って何年経つのだろう。始めは共働きで子ども達も幼く、少しでも役に立てたらと届けていた。日曜日の朝九時ころ着き、散歩をしたりしてその間に親は家事を済ませていた。上の子は大人の言うことを素直に聞いたが、下の子はこだわりが強く、納得できないと座り込み動かなかった。手を焼いたことを思い出した。
 あれから十年、孫達も小学五年と中学生になった。この頃は子守も要らなくなり、煮物を置いたらすぐに帰るようにしている。家族の予定を邪魔しないように。
 ある日、いつものように向かうと「マドレーヌ作ったの、おじいちゃんの分と二個ね」。はにかんだ笑顔で、小学五年の下の孫が大切そうに持ちながらくれた。バターの香りに引き込まれる。本を見て作ったらしく、ページを指差しながら、「バターをめっちゃ!入れたのわかる?」嬉しそうに言った。
 口数も少なく引っ込み思案のイメージだったが、今日は話が止まらない。意外な一面を見つけた。こういう孫の姿、知らなかったなあ。
 家に持ち帰り夫が目を大きく広げとびっきりの笑顔でマドレーヌを食べる姿を写真でメールした。「これは美味い」のコメントを添えて。「そんなに美味しかった? ルンルン」ニコニコマークの返信があった。
 翌週は「チョコマフィンだよ、お砂糖が入ってないチョコだけの甘さ」お父さんも「コーヒーに合う」と言っていたとか。今回は自信ありの顔で笑みを浮かべた。甘い物大好きな夫は持ち帰ったマフィンを満面の笑みでぺろり。写真を送ると「おじいちゃんは食べる時いつも笑っているね」、「だって、本当に美味しいからニコニコ顔になるんだよ」、孫とメールのやり取りを楽しんでいる。

 毎週煮物を運ぶのは私だけ。夫はお正月のお年玉の時くらいしか会わない。孫達の話をしても「そうか」と気の無い返事でろくに話も聞いてくれなかった。だが、手作りのお菓子を食べてメールの交換で「離れているが会っている気がするなあ」、しみじみという。
 もう煮物を持って行かなくてもいいかと迷っていたが、お菓子のお裾分けで思いもよらずいい風向きに変わった。分からないものだ。来週の新作は何だろうかと早くも楽しみにしている。

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