やーい、巨人負けた！！ 文科系

僕は、プロ野球はスポーツだとは思っていない。スポーツの爽やかさがどこにもなくって、それが「読売商売」に毒されていると思うから。「読売商売」がスポーツを殺している証拠を挙げてみよう。

①巨人が第１に儲かって、巨人に直接オンブされたセリーグ球団が次に儲かって、パリーグは冷や飯食いという、この実態がスポーツでない何よりの証拠。プロ野球界はこうして、日本に近代スポーツ精神がまだ入っていないころに確立された「興行」の習慣のままの財政的に不平等な弱肉強食の世界である。対等な条件で闘うべしというスポーツらしいフェアさを全く欠いている。
②少なくともテレビ放映権売り上げぐらいは、Ｊリーグのように球界全体でプールして均等に配分すべきだ。巨人といえども相手がいなければゲームなどできないのだし、パリーグがなければ日本シリーズもできないのだから。こんな制度を放置しているのは、巨人が他チームをリスペクト、尊重せず、野球自身よりも自チームの利益、興業成績、白星のがよっぽど大事だということである。
③大リーグでさえ弱肉強食を和らげるためにこんなことをしている。前年度の弱いチームから順にドラフト指名ができることである。今回ワールドシリーズに出たデビルレイズは、この制度がなかったら出られなかったろうと解説されていた。日本ではアメリカよりずっと、巨人有利だということだ。日米ともに選手が強いチームに行きたがるのは当たり前のことだから。

巨人ファンよ、君らはプロ野球がスポーツだと思っているのか？　スポーツでなくとも面白いから良い？　ヘビー球とフライ級と闘って面白いか？　それでも昨日のように、フライ級が勝つのは確かに面白いけどね。