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ザックジャパン(55) 長谷部誠復活の舞台裏  文科系

2012年11月24日 10時49分45秒 | スポーツ
 何度も長谷部誠のことを描いて恐縮ですが、最新号の「ナンバー」に標記内容の記事が載っていましたのでご紹介します。なるべく、記事の要約を心がけながら書きますが、やはり舞台裏はここに予想してきたとおりのことでした。つまり前監督マガトに干されていたということです。
 マガトはどうも、選手に絶対忠誠を誓わせる専制君主みたいな人ですね。移籍を希望したり、作戦に文句を言った選手を、2軍送りにしたり、その上で移籍も認めないなどということを過去にもたびたびやってきたとありました。彼は古いタイプの監督として過去に大成功したところから、ボルフスブルグのGMでもあり、理事でもある。つまり、全権監督であって、独裁ができるのです。長谷部は移籍要求をして決まりかけていたのだが、多分彼によってそれがひっくり返された。そして、ベンチにも入れず、2軍行きの命令。
 このマガトのやり方ではもう勝てなくなってわずか1勝。首になって、前2軍監督ケストナーが1軍監督に。このケストナーが長谷部にかけた第一声が泣かせます。
『おまえが頑張っていた姿を見ていたぞ。準備しておけ』
 2軍での長谷部が練習に打ち込む姿がよほど印象に残っていたのでしょう。そして、ケストナーはじめてのゲーム以降、長谷部はずっと先発、大活躍ということなのです。しかもポジションは右サイドハーフと、前よりもずっと攻撃的な場所。さらに、出場以来のチーム10得点のうち半分ほどに絡んでいるらしいです。
 長谷部の人柄とマガトの人柄、そして、古い名監督が淘汰されていくドイツの上り坂情勢(ドイツスポーツ界の非民主主義的風潮の退潮)等が見えて、大変面白いニュースでした。そういえば、韓国でも同じ状況があるらしいですね。

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