
今回の選挙で民主党が参議院第一党となり、与野党の攻防が激しくなる。
対決の象徴的法案が「テロ防止特別措置法の延長」である。
この法案の審議、とりわけ民主党の対案や修正案の内容が重要である。
改憲がらみで、この後次々と出される自公の防衛・憲法関連法に民主党がどう対応していくか、目が離せない。
審議の過程を見届ける事によって護憲の力になりうるのか?民主党の可能性と限界がハッキリしてくるに違いない。
まずは テロ特措法の審議に注目しよう。

対決の象徴的法案が「テロ防止特別措置法の延長」である。
この法案の審議、とりわけ民主党の対案や修正案の内容が重要である。
改憲がらみで、この後次々と出される自公の防衛・憲法関連法に民主党がどう対応していくか、目が離せない。
審議の過程を見届ける事によって護憲の力になりうるのか?民主党の可能性と限界がハッキリしてくるに違いない。
まずは テロ特措法の審議に注目しよう。



特に、共産党支持者の方々が「民主党は自民党と変わらない」と常々語られてきたという視点からもです。つまり「現在はよりマシな政党を重視しよう」というその「マシ」の程度に関わる一問題だからです。
また、この法案への民主党の態度は、憲法9条に民主党が当面どういう態度を取るかの試金石でもあるからです。安保条約との関係での「周辺事態」解釈にも絡んで来るはずですし。
本日の毎日新聞はその点極めて面白いです。
さて、静養から出てきた小沢氏の第1声が、まさにこの問題の報道。3面トップ記事で大見出しが、「テロ特措法で対決へ」で、中見出しが「早々と『延長反対』表明」。書き出しはこうでした。
「『びっくりした。秋の政局の最大の焦点なのに対応が速すぎる』
参院民主党の若手は驚きを隠さなかった。選挙後初登場した小沢氏が、党本部で記者団に『(これまで)反対したのに賛成するわけない』とテロ特措法の延長反対をあっさり明言したからだ。
同法に基づき、海上自衛隊は、インド洋に艦艇2艘を派遣、米国を中心とする11カ国の艦艇に給油活動を行っている。同法が延長されなければ、11月1日の期限切れをもって撤退を迫られる。(中略)認められなければ、日米関係が大きく揺らぐことは確実だ。(中略)前原誠司前代表は30日、『本当に我々がノーと言って(自衛隊が)撤退すれば、日米関係は大変なことになる』と語るなど党内は一枚岩ではない。(中略)
参院が議決しない場合、否決とみなすには60日の経過が必要。秋の国会召集は9月とみられるため、民主党が10月末まで採決しなければ、衆院で再議決を図る機会もないまま特措法の期限は切れてしまう」
さて、これに絡んで本日の毎日新聞にはさらに興味深い記事が載っている。2面下の読み過ごすような場所に小さく、こんな見出しで。
「対テロ感謝決議 下院外交委可決ーー米、慰安婦問題で日本に配慮示す」
「(前略)30日に下院本会議で採択されたいわゆる従軍慰安婦をめぐる対日謝罪要求決議とのバランスと取り、対日関係に配慮した。決議案は、日本は『イラクに自衛隊員や輸送機を派遣し、インド洋では米軍や多国籍軍に重要な後方支援を実施している』と評価した」のだそうだ。
実に変な決議であるが、意図は見え見えだろう。慰安婦問題では正しくも高飛車に出た米議会が、大勝利した民主党によるイラク特措法打ち切りを恐れて、猫なで声のおべっかを使っているのである。イラク駐留英軍約5500の年内撤退観測も出ている折から、アメリカも必死なのだ。
僕は期待も込めて、特措法打ち切りと見ましたね。そうなったら凄い!
安倍さんや、岡田さんのような「お坊ちゃん」と
どう違うか?
岡田さんのような若手の政治家がアメリカ一辺倒、
ならぬ、独立心のない有様じゃ、日本の未来は
任せられないね。
年寄りの出番?
アメリカとの関係をどう使うのか?
楽しみが増えましたね。
思いますよ、いずれにせよ楽しみです。