永岡です。
航空自衛隊がグアムで演習している件、何とニューヨークタイムズで1面トップと、オーマイニュースが伝えています。
http://www.ohmynews.co.jp/news/20070801/13676
要点は、
<しかし、なぜ当事者である日本では、全くこのことが報じられないのか。防衛省や自衛隊で確認ができないことなのか。私はとても恐しく感じている。
北朝鮮のミサイル実験は、トップニュースになり、日本への挑発だと繰り返し報じられるのにも関らず、自分が行った軍事的けん制は、全く国民に知らせていない。
「ニューヨーク・タイムズ」の1面トップを飾るくらいなのだから、この報道のニュース価値は高いはずである。にも関らず、TVや新聞でほとんど取り上げられない、というのには、何か背後に問題があるのではないかと考えざるを得ない。>
そして、<北朝鮮を脅威に思っている日本人は多いが、日本の自衛隊の軍事力を脅威に思っている人は少ない。>ともあります。日本では北朝鮮が攻めて来ると思っている人が多いのですが、逆に、中国、韓国では、日本が攻めて来ると思っている人も多いのではないでしょうか?

ネット虫
航空自衛隊がグアムで演習している件、何とニューヨークタイムズで1面トップと、オーマイニュースが伝えています。
http://www.ohmynews.co.jp/news/20070801/13676
要点は、
<しかし、なぜ当事者である日本では、全くこのことが報じられないのか。防衛省や自衛隊で確認ができないことなのか。私はとても恐しく感じている。
北朝鮮のミサイル実験は、トップニュースになり、日本への挑発だと繰り返し報じられるのにも関らず、自分が行った軍事的けん制は、全く国民に知らせていない。
「ニューヨーク・タイムズ」の1面トップを飾るくらいなのだから、この報道のニュース価値は高いはずである。にも関らず、TVや新聞でほとんど取り上げられない、というのには、何か背後に問題があるのではないかと考えざるを得ない。>
そして、<北朝鮮を脅威に思っている日本人は多いが、日本の自衛隊の軍事力を脅威に思っている人は少ない。>ともあります。日本では北朝鮮が攻めて来ると思っている人が多いのですが、逆に、中国、韓国では、日本が攻めて来ると思っている人も多いのではないでしょうか?


近隣諸国が脅威と感じていないわけがありません。
それでも、お隣が安心しているのは、9条があるから。
先日のニュースでアメリカが最新鋭のF22(?)を
日本に輸出しないことを決めたというニュースが
ありました。
この最新鋭機が日本に配備されれば、
中国・韓国はもちろん北朝鮮もさらに脅威に感じ、
東アジアの軍事バランスを崩しかねないと
アメリカが判断したためとのこと。
これ以上、軍事大国になる必要はないでしょう。
「ニューヨーク・タイムズ」の報道はなぜ、日本で伝わらないのか難波 友莉(2007-08-02 05:00)
「ニューヨーク・タイムズ」は7月23日(現地時間)付の1面と6面に「連日の爆弾洗礼、日本は軍事力抑制から抜け出す」と題した記事で、自衛隊が6月、グアム島から240キロメートル北方の孤島で500ポンド(約227キログラム)爆弾を投下する訓練を行ったと報じた。
爆弾投下訓練は、6月10日から23日までの14日間にわたって、航空自衛隊がグアム島アンダーセン空軍基地やファラロン・デ・メディニラ空対地射場などで実施していた日米共同訓練(コープノース・グアム2007)の最終日に実施された。
この訓練に、航空自衛隊は第3航空団(三沢基地)のF-2戦闘機8機、警戒航空隊(同)のE-2C早期警戒機2機が参加していた。
訓練内容は、日米で戦闘機戦闘・防空戦闘・空対地射爆撃の演練であった。グアムでの日米共同訓練は今回で8回目、国外での航空自衛隊の実弾空対地射爆撃訓練は、今回が3回目である。
同紙の報道によると、爆弾投下訓練は、北朝鮮を想定して行われたと見られている。訓練内容が、グアム島から240キロメートル離れた孤島への爆弾投下と、そこからの帰還だったため、北朝鮮のある場所に爆弾を投下し、帰還するという想定で行われた、と考えられているという。
「ニューヨーク・タイムズ」のこの記事を受け、「朝鮮日報」も大きく取り上げた。
しかし、なぜ当事者である日本では、全くこのことが報じられないのか。防衛省や自衛隊で確認ができないことなのか。私はとても恐しく感じている。
北朝鮮のミサイル実験は、トップニュースになり、日本への挑発だと繰り返し報じられるのにも関らず、自分が行った軍事的けん制は、全く国民に知らせていない。
「ニューヨーク・タイムズ」の1面トップを飾るくらいなのだから、この報道のニュース価値は高いはずである。にも関らず、TVや新聞でほとんど取り上げられない、というのには、何か背後に問題があるのではないかと考えざるを得ない。
政府は、愛国心教育の推進や仮想敵国を作り上げることで、国家統制を図ろうとしているが、このままこのような報道格差があれば、本当に日本は戦争国家になってしまうのではないだろうか。実際北朝鮮を脅威に思っている日本人は多いが、日本の自衛隊の軍事力を脅威に思っている人は少ない。
軍事的タブーを破り始めた日本の自衛隊の行動について、
「北東アジアの安全保障の軸を、日本に任せようとする米国の戦略的支援によるもの」
と「ニューヨーク・タイムズ」は指摘する。
「集団的自衛権」についても、アメリカからの圧力が強い。改憲論が、議論の中心になってきている今だからこそ、日本が戦争国家にならないために、私たちは目を光らせ、日本の軍事力の暴走を止めなければならない。
【編集部注】 有料データベース・日経テレコンを利用して、一般紙・専門紙を対象に、「自衛隊、日米共同訓練」の2語のキーワードで検索したところ、6月1日~7月28日の期間に、記事97件がヒットした。たとえば「福岡で日米共同訓練 岩国基地の5機参加」(中国新聞6月19日付31頁)といった記事があった。
また、同じ対象で、「三沢基地 グアム」の2語で検索すると、6月中に、東奥日報の記事が3件ヒットした。たとえば「空自三沢のF2 グアムから帰還/日米共同訓練終了で」(東奥日報6月26日付20頁)という記事があった。
基地を抱える地方において、地元メディア(全国紙の場合は地元支社・支局)が、騒音防止や住民運動などの観点から、基地動向をウォッチ(監視)している記事が大多数を占め、日米共同訓練の具体的な訓練内容まで掘り下げた報道は皆無だった。