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怖くておかしい・・漫画家「石坂啓さん」のお話から  まもる

2006年11月05日 00時42分03秒 | Weblog
 石坂さんは、1956年生まれ、手塚治に師事し「I'm home」や「正しい戦争」などの漫画や「赤ちゃんが来た」慰安婦問題の「私は恥ずかしい」などの著作・活動で知られ、テレビでも活躍。
 さて今回の講演から・・・

 怖い話し・・・つい最近戦争中の出来事をテーマに若者向きの漫画を描いていた。
朝鮮の女性が従軍慰安婦にさせられていく過程を描く必要があり史実に従って日本軍軍人に乱暴される場面を描き込んだ。
 出版社の編集者がソレについて相談があるという。
 聞いてみると「その場面の日本軍軍人を民間人に描き直して欲しい。」と言う。今までそんな事は一言もいったことの無い編集者なので、どうしてなのか?と聞いてみると。
「最近こうした事に敏感な勢力があって色々抗議してくる。」と言う。 「それは出来ない。出版を取りやめる。か このまま訂正しないかどちらかにして欲い。」と伝えた。結果としては、訂正無しで出版できたが、こんな所まで言論・出版会はおかしくなっていてとても怖い時代に差し掛かっていると痛感している。

 おかしい話・・太平洋戦争末期の話ですが、聴けば「ほんと?」と思われるような話しなのだが、資料もあり噴飯物の実話だ。軍部のあるセクションが考えた。戦場の夫たちは慰安婦がいて安心だが、夫を送り出した百万余の銃後の妻たちもさぞ眠られぬ夜を悶々と過ごしており間違いがあってはならぬと考えた。そこで、今で言う簡易バイブレーターを試作させ銃後の妻たちに配給しようと計画した。しかし 残念な事に空襲も始まり工場での生産の余力もなくなってこの計画は立ち消えになったそうだ。
 戦争と言う物はいかに人間を動物的に単純に考えるか、冷静に考えれば馬鹿馬鹿しく荒唐無稽な発想も怖ろしいほど真面目に強行するものかか゛判る一例だ。
 負けることが予想される無謀な戦争への突入、竹やりで応戦し神風が吹くといった非科学的な精神論これが真面目にまかり通り、従わぬ者を非国民と弾圧したのだ。おかしいというより怖い話しである。   
       
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2 コメント

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ありがとうございます。 (落石)
2006-11-05 09:10:16
2つとも面白い話ですね。
ついでながら、もう一つお願い。
いじめ。
どういうことなのか?
今ひとつ、分かりやすい解説がないように
思います。
とても難しいのですが、実例があったら
教えて下さい。
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戦争状態のあるとは・・ (平 和平)
2006-11-06 18:53:03
 3日の「県民のつどい」で石坂さんは、既に日本は戦争状態にあると話されました。
 マスコミの報道自粛や言論の自主規制、右翼勢力の跋扈などをあわせ見れば、私も強い危機感を持たざるを得ません。
 行政にあける戦争準備も着々と進んでいます。名古屋市は、国民保護法(中身は国民総動員法)をベースにした条例をつくり市民への訓練強要(既に実施している都県もある)をすすめようとしています。
 また、子どもの被害を逆手に取った「安心安全条例」制定のよる住民のスパイ化教育など、戦時体制は「やわらかい文言」をまとって準備されていると思います。
 軍事面でも、自衛隊と米軍の共同作戦区域は日本本土のカバーから、いまや第二次世界大戦のときの「大東亜圏」とほぼ同様の地域に拡大されています。
 しかるに、国民の多くは失礼ながら「平和ボケ」(政府とは異なる意味です)の状態にあります。
 このブログは、参加されている識者により、様々な資料、史実が提供され、討論されており、私にとって勉強の場でもあります。が、本当の意味での「自由な論議」を確保するためにどう行動するのか? 
 言論抑制の日を迎えないためにいま何をすべきでしょう。私たちは・・・・・・。
 
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