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パレスチナのガザ地区の現地報告③        ネット虫

2009年01月08日 10時25分34秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
★グループメールの仲間京都の岡氏からパレスチナのガザに住むアブデルワーヘド 教授の「ガザ報告」が届けられました。紹介します。 (ネット虫)

ガザのアル=アズハル大学の英文科教授、アブデルワーヘド教授のメールを転送します。 (京都の岡)

****** 転送・転載歓迎 ***********************
空襲下ガザからの報告(8)――アブデルワーヘド教授

◎なお続く地上攻撃  自家発電で命がけで世界に発信される現地の声
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
世界各地で抗議の声が上がっています。その訴えが聞き届けられて、
停戦が実現するまで、あと、どれだけの爆撃と破壊と死の知らせを
私たちは受け取るのでしょうか。

ガザのアブデルワーヘド教授からのメールの邦訳です。
<邦訳: 岡真理; 凡例: (原注) [訳注]>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【メール その25】
日時:2009年1月5日(月)18:31
件名:2009年1月5日午後6時半

今日、シファー病院の発表によれば、16人の子どもと7人の女性を
含む39人の民間人が亡くなった!公式発表の死者数は540人以上
にふくれあがり、加えて負傷者は2600人!
人々の健康をめぐる状態は耐えがたく、酸鼻をきわめる。市民は
逃げ場を失い右往左往している!ガザ市内のシュジャイヤ(人口が
とくに過密な地区だ)で、妊娠中の女性が4人の娘とともに砲撃で死んだ。
私の子どもたちは、隣の建物が狙い撃ちされてから、ますます緊張と
不安を募らせている。私は努めて子どもたちに話しかけ、できるだけ
落ち着かせようとしている。しかし、実際は、航空機、ヘリコプター、
無人飛行機が大砲や戦車の砲撃に加わって、私たちは緊張を解いたり
和らげたりする暇もないのだ!


【メール その26】
日時:2009年1月5日(月)19:00
件名:ガザ 2009年1月5日

2009年1月5日午後6時。
地上攻撃の今日、イスラエルの戦車部隊はさらに多くの土地を制圧した。
イスラエルの航空機はガザ地区の30の攻撃目標を空襲した。気がかりなのは、
ゼイトゥーン地区の東部であれ他のどこであれ、自宅にとどまることのできない
市民たちのことだ。ゼイトゥーンは農業地帯で住んでいるのは農民たちだ。
彼らのうち何百人かは、ゼイトゥーン地区のなかで人口が密集した住宅地
の奥に避難することができた。

多くの民間人が、ガザ市の境界地域に対する爆撃で死んだ。
電気と水が、ガザの人間すべてにとって依然、主要な問題となっている。
発電機はまだ動くので、私はこれらのメッセージを大急ぎで書くことができる!
携帯は麻痺し、地上電話はつながらなかったり、聞き取れなかったりする
こともあるが、はっきりと聞こえることもある! 数分前、すぐ近くが空襲
された。
どこだか特定できないが、恐怖におののいた。近所の建物に着弾したのだ!
ほんの3軒向こうの建物だ。犠牲者もいる!

イスラエルの航空機が照明弾を投下している。あるいは、なにか軍事目的の
ための光なのかもしれない。イスラエルは何度か、アル=アクサー衛星放送を
妨害して、反ハマースの内容を放送した。また戻ります、そうできるなら!


【メールその27】
日時:2009年1月5日(月)20:13
件名: なし

次から次へとF16による空襲が今。


【メール その28】
日時:2009年1月6日(火)13:36
件名:ガザ 1月6日12:30

昨晩、空襲はますます激しさを増した:30回以上にわたり、ビーチ難民
キャンプ東部にある保健センターをはじめ、さまざまな地点が空襲の
標的になった。4階建ての建物が1軒、F16に爆撃され、完全に破壊
された。何百人もの人々が次々に、戦闘地帯となっている市の郊外
から命からがら脱出した。彼らは市内に住む親戚を頼ったり、UNRWA
の学校に避難している。

フセイン・アル=アイディと家族(女たちと子どもたち)はいまだに、水も
食糧も電話その他いかなる生命線となる設備もないまま、一部屋に
閉じ込められたまま動くことができないでいる。家族のうち5人が何かの
爆弾の破片で負傷している。アミラ・ハス記者が、イスラエルのヘブライ語・
英語の日刊紙ハアレツで昨日、それを記事にし、今日、内容が更新された!

一方、人権のための医師団が介入して、身動きできないアル=アイディの
家族のもとにたどりつけるよう調整に努めている。救急車とおそらくいくらか
の食糧を届けようとしている。だが、これまでのところ成功していない!
戦闘のただなかにおかれて人道的〔措置を必要としている〕ケースは
ほかにもある。さらに多くの市民が戦場で身動きがとれなくなっているのだ。
死傷者の数も増加の一途だ!

【その29】
日時:2009年1月6日(火)18:06
件名:UNRWAの学校、爆撃

何千人ものパレスチナ人がUNRWAの複数の学校に避難した。
そのうち40人が今日(2009年1月6日)、空からの攻撃で殺された。

Sent: Wednesday, January 07, 2009 1:06 AM
Subject: Palestinians took refuge into UNRWA schools


Thousand of the Palestinians took refuge into UNRWA schools. 40 of those have been killed in an air attack today (6 Jan. 2009)!


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
原文: Prof. Abdelwahed (ガザ・アル=アズハル大学
教養・人文学部英語学科) 発信の一連の電子メール
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4 コメント

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ガザの医師の報告 (森沢⇒吉沢⇒ネット虫)
2009-01-08 10:52:54
吉沢です。
今、森沢さんから届いたメール転送いたします。
読みながら、涙です。
本当に素晴らしい人たちは、まだまだこんなに居るのですね。
本当に感謝の限りです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以下転送です


> 友人、知人を通して、海外の重要な記事が翻訳されたものがメールで転送されてきています。
>これはガザに入っている唯一のノルウェー人医師からの現地報告。
>
> 『私たちは次から次へと切断手術をしている』
>
> ノルウェー政府の外交圧力、二人の医師の働きに頭が下がります。
>                        森沢典子

> ********転送です~転送可~*
>
> ガザ地区から医師の報告翻訳
>
>  以下は中央ヨーロッパ時間の1月6日(火曜)午前9時半にドイツ紙『南ドイツ新聞』の電子版に掲載されたものの翻訳です。インタヴューの正確な日時が不明ですが、内容からしてガザには外国人記者が入れないめ、地上戦開始下の病院からの医師の報告として貴重なものと考え翻訳しました。この翻訳は「訳責; 梶村太一郎/ベルリン」と明記された上で、どしどし転送して下さって結構です。
>
> 原文;http://www.sueddeutsche.de/politik/752/453443/text/
> ここではギルベルト医師の写真も掲載されています。
>
> 以下翻訳、( )内は訳注。
>
> ーーーーーーーーーーーー
> (見出し)ガザ地区の市民犠牲者「私たちは次から次へと切断手術を続けている」

> (記事リード)イスラエルの地上進攻の開始以来市民の犠牲者の数は急増している。ノルウェー人のマッズ・ギルベルトは、現在ガザ地区に滞在している唯一の西側の(欧米の意味)ふたりの医師のひとり。ギルベルトはドラマチックな報告をした。
>
> インタヴュー;トーマス・アウ゛ェナリウス記者
>
> (人物解説)マッズ・ギルベルト(Mads
> Gilbert)61歳、は麻酔医でノルウェーのトロムソ大学教授。彼は新年から同僚の同僚の外科医エリク・ フォッセ(Erik Fosse)医師とともにガザ市のシーファ(Schifa)病院で手
> 術をしている。
>
> (インタヴュー始まり)
> 南ドイツ新聞(以下SZ);ギルベルト博士、ガザの情況はどうですか。
>
> マッズ・ギルベルト(以下MG);今夕の情況はドラマチック以上のものだ。
> 激しく爆撃されている。この48時間は大変に厳しかった。ガザ市の野菜市 場への攻撃で多数の死傷者が出た。今日病院に運ばれた210人の負傷者の 内だけでも35人が救急部門で死亡した。死者の内で18人が9歳以下の子供たちだ。私たちは次から次へと切断手術を続けている。廊下は切断手術を受けた患者でいっぱいだ。私はすでに手術をいくらしたか数えられない。
>
> SZ;犠牲者のうち子供と女性はどれくらいでしょうか。
>
> MG;今日、私はひとりの子供の手を切断手術した。この子は家族のうち11人を失っている。私たちのところに九ヶ月の赤ん坊がいるが、この子の家族は全員がイスラエルによって殺された。市民の犠牲者の数は急激に増加して
> いる。月曜日の晩には死者は540人、負傷者は2550人だった。死者の30パーセントと、負傷者の45パーセントが女性と子供だ。これまでで、 子供の死者は117人、負傷者は744人だ。
>
> SZ;救助隊の作業はどんなに危険ですか。
>
> MG;今日は救急車二台が襲撃された。二人の救助隊員が殺されたが、彼らは狙われて攻撃されている。シーファ病院の隣のモスク(イスラム寺院)が空襲された。そのため病院の窓ガラスがすべて割れてしまった。今は外の気温 は摂氏7度だから患者全員が震えている。医師や看護人ももちろん同じだが。これら全てが理解を絶することだ。
>
> SZ;病院の職員の情況はどうでしょうか。
>
> MG;ひとつだけ強調したい。この病院には現時点で、医師、看護人、ボランティアが50人いる。私たちは爆撃音を聞きながら、負傷者を満載した車を待っている。私はこれまでに、彼らパレスチナ人の医師たちと助手たちほど献身的な働きをする人間を見たことがない。
>
> SZ;あなたはハマスの戦闘員も治療しますか。
>
> MG;その質問は適切ではない。私たちはここで医師として誰でも治療する。
> わたしたちはイスラエルの兵士にもそうするだろう。しかし、私は何百人もの患者を診たが、その内でハマスの戦闘員はたったふたりだけだった。
>
> SZ;何が最も緊急に必要でしょうか。
>
> MG;とりあえず緊急なのは、爆撃を停止し、イスラエルが境界の通路を開き、食料と燃料をガザへ運ぶことだ。
>
> SZ;あなた自身は安全ですか。
>
> MG;150万人のパレスチナ人が、この世界最大の牢獄に閉じ込められてい る。彼らは恐れてはいない。なぜ私たちが恐れるべきだろうか。
>
> SZ;あなたはどのようにしてガザ地区に入り込んだのですか。
>
> MG;私たちは元旦にラファ(Rafah)経由で入って来た。ノルウェー政府がエジプトの指導部に非常に大きな外交圧力を掛けたのだ。そのおかげで入って来れた。私はなぜ他の西側の医師たちが来ないか疑問に思っている。世界はここで何が起こっているかを見ることが出来ない。私たちだけが西側の代理人だ。私たちは、援助すべき医師なのだ。それと同時に私たちは世界中のメディアに電話で情報を伝えなければならない。同僚とここへ来ていらい、私たちは時間を忘れて働いている。あの音が聴こえますか。また爆撃されている。ここで話しを終わりにしなければなりません。
>
> (インタヴュー終わり。翻訳以上)
> 「訳責;梶村太一郎/ベルリン」
>
>


返信する
テルアビブ(イスラエル)でも抗議デモ (岡⇒寺尾⇒ネット虫)
2009-01-08 11:11:58
寺尾です。

岡さんからのメールの転送です。

重複して受信された方には大変申し訳ありません。御手数をお掛けしますが
削除してくださることでお許しください。

転送・転載歓迎。

~~~~~~~~~~~ 以下、転送 ~~~~~~~~~~~~

件名:[AML 23249] ガザ テルアビブで1万人が反戦デモ(3日)
差出人:OKA Mari
送信日時:2009/1/7/23:08

京都の岡です。

イスラエルのガザ侵攻に対して、3日(土)、イスラエル国内でも大規模な
抗議デモがありました。

テルアビブのデモでは、イスラエル全土から駆けつけた人々、約1万人
(!)が参加。
イスラエルの人口は700万弱、日本でいえば18万人(!!)が参加した
勘定になります。

イスラエルの平和人権団体グシュ・シャローム(シオニスト左派)が主導し
て、その他23団体の呼びかけで実施されました。

同日、パレスチナ系人口の多い北部のサクニーンでもパレスチナ系市民主体
のデモがあり、こちらは、10万人が参加しています。
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-3649584,00.html

しかし、日本のマスメディアでは黙殺されているのではないでしょうか?
紹介しているのは、オルターナティヴのメディア、個人ブログだけです。

「イスラエル国内でガザ侵攻に反対して10万人がデモ」(週刊「前進」)
http://www.zenshin.org/blog/2009/01/10-2.html

「アキバ・オールの手紙」「Daysから視る日々」
http://daysjapanblog.seesaa.net/

「イスラエル国内でもガザ侵攻に反対デモ」(フンニャロメ日記)
http://funnyarome.blog82.fc2.com/blog-entry-328.html

マスメディアも共犯して、あからさまな情報操作が行われていることを、如
実に表わす一例です。

以下、グシュ・シャロームのHPより、同デモの記事の翻訳、お送りしま
す。(例におって、拙速、お許しください。)
追って、推敲したものを必要な注など付して、TUP-Bulletin速
報に掲載するつもりです。

******* 転送・転載歓迎 **********

Saturday 03/01/09
MASSIVE DEMONSTRATION AGAINST THE WAR

2009年1月3日(土)

テルアビブで大規模反戦デモ

エフド・バラク〔国防大臣〕が軍隊にガザに対する残虐な地上攻撃を
命令していたその頃、テルアビブでは、イスラエル全土から駆けつけた、
戦争に反対する一万人あまりの人々が行進して、一大デモを行った。
テルアビブの主要道路のひとつであるイブン・グヴィロル通りの4車線は
デモの人々で埋め尽くされた。参加者は、ラビン広場からシネマテックまで
ずっと歌を歌い、旗を振りながら行進した。

「選挙戦は子どもたちの死体の上でするものじゃない!」参加者は
ヘブライ語で韻を踏みながら叫んだ。「孤児や未亡人を選挙宣伝に
使うな!」「オルメルト、リヴニ、バラクーー戦争はゲームじゃない!」
「全閣僚が戦争犯罪者だ!」「バラク、バラク、心配するなーーハーグ
〔国際刑事裁判所〕で会おう!」「もうたくさんだーーハマースと話し合え!」

プラカードに書かれているのも、同様の文言だった。バラクの選挙スローガ
ンをもじったものもあった:「バラクに愛想がないのは、殺人者ゆえ!」
(バラクのスローガンの原文は「バラクに愛想がないのは、指導者ゆえ!」
こんなのもある:「2009年、選挙のための戦争にNOを!」、「6-議
席-戦争!」
これは、戦争初日の世論調査で、バラク率いる労働党が6議席獲得の見込み
と発表されたことを指している。

デモは警察との衝突のあとで始まった。警察は、右翼の暴徒がデモ隊を
攻撃するのを抑えることができないからと言って、デモを禁じるか、少なく
とも制約しようとしたのだった。なかでも警察は、デモの組織人たちに、
参加者がパレスチナの旗を掲げるのを禁じるよう求めた。組織人たちは
高等裁判所に請願、裁判所は、パレスチナの旗を合法と判断し、警察に
デモ隊を暴徒から守るよう命じた。

デモの実施は、グシュ・シャロームと、平和のための女性連合、壁に
反対するアナーキスト、ハダシュ、オルターナティヴ情報センター、ニュー
・プロファイルなど20団体が決定した。メレツとピースナウは公式には
参加していないが、多くのメンバーがデモに現れた。〔イスラエル〕北部
から約1000人のアラブ系市民が20台のバスを連ねて到着した。彼ら
は、サクニーンで行われたアラブ系国民主体の一大デモを終えてその足で
やって来たのだった。

組織人たち自身にとっても、これだけの規模の参加者があったことは
驚きだった。「第二次レバノン戦争開始の1週間後、私たちが反戦デモ
の動員に成功したのは1000人だけだった。今日、1万人もの人々が
参加したという事実は、今回の戦争に対して、はるかに強い反対がある
ということの証だ。もしバラクが自分の計画を続けるなら、世論は数日で
全面的に戦争反対に転じるかもしれない。」

グシュ・シャロームの巨大な旗にはヘブライ語とアラビア語と英語で
次のように書かれていた:「殺人を止めろ!封鎖を止めろ!占領を止め
ろ!」参加者たちは、封鎖の解除と即時停戦のスローガンを訴えた。

この抗議行動の日、極右は力ずくでデモを粉砕するために動員をかけた。
警察は暴動の阻止に極力、努め、ラビン広場からシネマテックまでの1マイ
ルの行進は比較的平穏に運んだ。しかし、参加者が警察との合意に基づき解
散し始めたとき、暴徒の一大群集が彼らを攻撃し始めたのだった。
警察は、それまで両陣営を近づけさせないようにしていたのだが、その場か
ら姿を消した。暴徒たちはこのあと、デモ隊の最後尾の参加者たちを取り囲
み、嫌がらせをし、小突き回した挙句、最後のデモ参加者たちの何人かが
シネマテックに逃げ込むと、これを包囲した。彼らは建物の内部に押し入ろ
うとし、デモ参加者を「片付けてやる」と脅したが、最後の瞬間、何人かの
警官が到着し、入り口を守った。暴徒たちは長いこと、その場を立ち去らな
かった。

このような状況で、行進の最後に予定されていた市民集会を開くことがで
きなかった。スピーチもなされなかった。以下は、ウリ・アヴネリがグ
シュ・シャロームを代表してするはずだったスピーチの翻訳である。

彼らは私たちのことを裏切り者だという。
彼らは私たちのことをイスラエルの破壊者だという。
彼らは私たちのことを犯罪者だという。

だが、私たちこそ彼らに言おう:
犯罪者とは、
この犯罪的かつ無益な戦争を始めた者たちだと。

無益な戦争、
なぜならカッサーム〔ロケット〕を止めることは可能だったから、
ガザの150万の住民たちに対する封鎖を政府がやめさえすれば。

犯罪的な戦争、
なぜなら、なによりもまず、これは公然にして恥知らずにも
エフド・バラクとツィピ・リヴニの選挙戦の一部だから。

私は告発する、エフド・バラクを。
彼はイスラエル国防軍の兵士たちを利用したのだ、
国会の議席数をふやすために。

私は告発する、ツィピ・リヴニを。
彼女は双方が殺戮しあうことを支持したのだ、
自分が首相になるために。

私は告発する、エフド・オルメルトを。
彼は自分の腐敗と汚職を糊塗しようとしたのだ、
破滅的な戦争を利用して。

私は彼らに要求する
この法廷から、
ここにいる勇気と分別に満ちた聴衆を代表して:
戦争をすぐにやめろ!
私たちの兵士たちや市民たちの血を無益に流させるな!
ガザの住民たちの血を流させるな!
地上部隊の侵攻がもたらすのは
さらなる悲惨
相互の殺戮
そして、さらにおぞましい戦争犯罪!
この戦争が終わったら、
いかなる将軍も、逮捕されるという恐怖と無縁に、
ヨーロッパの土を踏むことはできない。

ほかに道はないのだと、 私たちは言われているが、
それは嘘だ!!!
停戦は可能なのだ、今ですら、
そう、まさにこの瞬間にも、
殺人的な封鎖を解除することに同意して、
ガザの人々が尊厳をもって生きることを認め、
ハマースと対話するならば。

聞いてほしい、南部の人々、
スデロット、アシュドッド、 ビールシェバの人々よ、

私たちにもあなたがたの苦しみは分かるー
あなたがたとともに暮らしてはいないけれど、
私たちにはよく分かる。
だが、私たちは、
この戦争があなたがたの状況を変えはしないということもまた、
分かっている。

政治家たちはあなたがたを利用しているのだ、
政治家たちは、あなたがたおぶさって、戦争を指揮しているのだ、
あなたがたも分かっているはずだ!

私は要求する、オルメルト、バラク、リヴニに:
兵士たちをガザに送るな!
お前たち3人みな、戦争犯罪人として告発されるだろう!
お前たち3人みな、この代価を支払うだろう!

今、お前たちに敬礼しているイスラエルの大衆は
明日、お前たちを罰するだろう。
第二次レバノン戦争で起こったことが、
今度もまた起こるのだ。

そしてここに立っているみなさん、
女たちも男たちも、
若者も老人も、
ユダヤ人もアラブ人も、
この身の毛のよだず戦争に
最初の日から、
最初の瞬間から、
孤立し毒づかれながら、
抗議していたあなたたちこそが、本当の英雄だ!
誇りに思ってください、 心から誇りに。
あなたがたは、ヒステリーと無知の嵐の只中に
立っているのだから、
その風に吹き飛ばされることなく!
家のなかだけでなく、ここ、街頭においても、
正気を失うことなく!
世界じゅうの何百万という人々があなたがたに敬意を表しています。
あなたがた一人ひとりに。
一人の人間として、一人のイスラエル人として、一人の平和を求める者として、
私は今日、ここにいることを誇りに思います。

原文はこちら;
http://zope.gush-shalom.org/home/en/events/1231029668

*************
返信する
とうとう・・・ (文科系)
2017-12-07 20:05:53
 とうとうエルサレムがイスラエルの首都になったのか? トランプが、これを認めると声明しただけで。

 エルサレムの東半分はパレスチナの、西はイスラエルのものと国連調停で決まっていたのに、イスラエルが東を武力制圧したのはいつの頃だったか。それでも国連では「話し合って元に戻す」と決まっていたはず。それをとうとう・・・・、完全な国連決定無視だから、イスラム側も西欧諸国も、もー呆れるだけ。

 トランプってどこまで狂っているのだろう。これでは聖地を無視されたイスラム側が黙っていることはない。それを承知でこんな挙に出たというのは、イスラムにわざわざ喧嘩を売ったようなものではないか。なんのために? これがさっぱり分からない。
 核があると言うだけで今にも戦争、「完全に破壊する」という威圧をかけている北朝鮮問題と同じ遣り口と感じる。これも何のために??

 トランプって、アメリカのマッチョをひけらかしたいのだろうか。それとも、今後も言うこと聞かない奴はこうだぞという、ヤクザと同じ脅迫的手口? としたら、何と無法者というか、反社会的人間!
返信する
こんな気がしてきた (文科系)
2017-12-07 20:12:43
 トランプの行動を合理的に理解する唯一の論理はこんなことではないかと思えてきた。戦争直前のような厳しい競り合いが起こるほどに、アメリカの新型兵器が売れると。これで確かに、傾きかけたアメリカの物産業が息をふきかえし、失業者も減るかも知れない。

 それでこんなことをしたとしたら、ヒトラーと同じ。軍事に景気改善を求める為政者は、結局とことんの戦争まで行くと。確かに世界の無法者、反社会的勢力 ヤクザである。
返信する

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