たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

緊張しています

2017年05月10日 23時02分56秒 | 日記
 雨の模様の、この季節にしては寒い一日でした。午前中は月曜日に面談した相談窓口の方に電話して面接の連絡がきたことを報告。あれやこれやと整理して、遅いお昼は外に出ました。優雅にランチっていうわけではないですが、部屋でしかできないことは多々あれどずっと部屋にいるとおかしくなってしまうので、遅いお昼を食べに外に出ました。電車には乗らなかったので電車代とお昼代を合わせた分ぐらいって思えばいいこと。2時間ぐらいお店に滞在したかな。夕方、みなさんお仕事終わりですよね、って言う頃にまた放浪。別にいいのに主婦やじゃないのでね、自分がどういう立場なのかわかんなくって、どうしてもすっごいヘンな感じで居心地悪くて、人からヘンに見られるんじゃないかって自意識過剰になってしまってね、どうにもいやな感じです。わたしが求職活動中はお隣の部屋に誰も越してこないといいなと思います。生活時間丸わかりなので学生とか働いている人とか越してきてしまったらいやだなあ。こうして待つのってきついです。午前中に面接とパソコンの試験。午後にはたぶん結果がわかります。どうなるんでしょうか、なるようにしかなりません。つい10日前までと同じように朝起きて出勤すればいいだけのことなんですけどね、緊張します。通らなければならない道。縁あって自分の役割で収入の道が確保できれば、マイル使って箱根の温泉ぐらい一日行きたいし、気がつけば10数年使っている、前の部屋とクソ会社の苦労が沁みついた座椅子とすのこベッドをリニューアルしたいし、リュックも古ぼけてきたのでリニューアルしたい。心を落ち着けて小さいチェストの位置を移動させたいし、なにはともあれまずは生活基盤の確保。緊張しています。休まねばね。頭の中を整理。身の回りをとにかく整理。明日は明日でがんばりませう。事実は小説よりも奇なりと申します。ほんとは許される範囲でルポ書きたいです、書けませんけど・・・。

 今日もつまらない徒然日記でした。 



『木靴の樹』シナリオ(15)

2017年05月10日 16時03分58秒 | 映画『木靴の樹』
(フランス映画社発行のパンフレットより引用しています。)

 楽しげな子供達を横目に、ルンクの後家さんとベビーノはテーブルで食事をとる。沈痛な面持ちで、考えこむルンクの後家さん、

ルンクの後家さん「今日、神父さんがみえたよ。わざわざみえたんだよ。アネッタとベッティーナを引き取ってもいいと。お前に話してからと答えておいたわ」

ベビーノ「預けないと困るのかい?」

ルンクの後家さん「こんな状態が続けば・・・」

ベビーノ「(真剣な表情で)春になれば、テレジーナが紡績工場に行く。ピエリーノも働ける。厩でも。おれが夜も昼も働くから、皆と一緒にいよう」

ベビーノの言葉に、複雑な表情のルンクの後家さん。ふたたび<我を憐れみ給え、主なる神よ>がしずかに入る。テレジーナがあやしていた赤ん坊が、沈黙を破って急に泣き出す。


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 今手に入れたいのは、当たり前の暮らし、ほしいものは特にない、贅沢をしたいわけでもない、つつましやかな普通の暮らし。当たり前すぎると気づきませんが、わたし自身が普通の暮らしを失ったことと普通に暮らせなかった人たちの人生に触れたことで学びました。普通に暮らしていくこと、それがいちばん難しくてかけがえのないことなのだと。


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紀伊國屋書店