ヨーカドーに買い物に行ったら、食品売り場のあちこちで売られていたのがスペイン・ラマンチャ地方の「ロス・モリーノス」というワインだ。ワイン売り場はもちろん、肉や総菜売り場にまで展示しているので目に付いたが、395円という値段を全面に出しているから目立つ。
年金生活者としては思わず手が出たわけで、とりあえずスペインの代表的な葡萄種テンプラーニョとガルナッチャ(フランス語でグルナッシュ)を使用した赤を買って試してみた。スペインはワインの作付面積世界一、そしてこのユーロ安ということでこの値段が実現したのだろう。
味が悪ければ、料理ワインにというつもりで鍋料理で試してみた。若いワインであることは間違いなくそのつもりで評価すれば、味、香りともに悪くない。軽い味ながら渋みもきちんとあり、鍋料理とかパスタに良く合うと思う。この値段だとビール代わりにランチに飲むのが良い。贅沢言えば、テンプラーニョのふかみがあればと思うのだが・・・
スペインでは1リットル1ユーロぐらいの量り売りワインが庶民には飲まれていることを考えるとこの395円ワインはコストパフォーマンスの良い上等のテーブルワインとも言える。