行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

暑さを吹き飛ばす松山、大谷の活躍

2013-07-23 15:06:28 | Weblog
全英オープンでの新人松山英樹の6位入賞は快挙で、あのウッズと同順位で並んだことでも素晴らしい。本人はパットが優勝者ミケルソンとの違いで悔しいと言っているが、奢ることなく今後の課題を挙げているところは更なる飛躍が期待できる。
ただ、マスコミやファンの性急な期待「次のメジャーで優勝を」を意識すると墓穴を掘ることになるかもしれない。

優勝者ミケルソンはキャディのマッケイと21年前から組み、毎年切磋琢磨して20回目でようやく手にいれた勝利だ。メジャーでは何度も2位を経験し涙を流した。そのくらい全英オープンの勝者になることは険しい。ミケルソンが美人の奥さんと3人の子供に祝福され喜んでる光景がテレビで撮されたが泣いてはいなかった。泣いていたのはキャディのほうで、21年前、ミケルソンの所持金は10ドルだったと語っている。

このストーリーに較べれば松山英樹は恵まれている。賞金はすでに1億円以上も稼いでいる。バックアップするスタッフも充実している。後は今のメンタリティをいかに維持していくかだろう。

大谷のオールスターでの活躍は、退屈なオールスターゲームを面白くしてくれた。大谷が直球勝負を貫いたため後に出てくる投手は直球にこだわらざるを得ず、これがかえって打者にプレッシャーをかけ、ホームランが出なかっためずらしいゲームとなった。この大谷効果はセリーグの新人3投手リレーとなり、各人の直球での勝負は見ごたえがあった。

栗山という良き監督のもと、二刀流がどうなるかこれまた楽しみだ。

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