ホワイトハウスで感染した人数が2ダースを超えたとのニューヨークタイムズの報道、その中でも先般のエイミー・コレット・バレット判事の最高裁判事任命発表式典での規則違反ぶりに話題が集中している。ご丁寧に大統領側近や出席者達が、密になって会話している写真を掲載し、その中で感染者をいちいち指摘している。
副大統領候補同士の討論会でもペンス副大統領がローズガーデンでの式典でマスクをしてないとハリス候補から鋭く指摘された。「外での式典だったのでマスクをしなかった」と言い訳していたがぎっしりと詰め込んだ椅子席を見れば、ソーシャルディスタンシング違反は明らかだ。
また映像で明らかになり、追い込まれたのはノートルダム大学の学長ジェンキンス神父だ。教え子のバレット判事が最高裁判事に任命されるというので出席したのは肯けるが、マスクをせずに大統領らと懇談していた。その結果、感染してしまった。彼はトランプの意を受けてオンライン授業を止め、ノートルダム大学を開放したのだが、その際「大学は恐怖から学問の自由を奪ってはならない。マスク着用、ソーシャルディスタンシングを守れば大丈夫」と学生を説得した。
ところが学長が感染し、学生達は怒り、自己規制違反だし、恥ずべきことだ辞任せよと迫る集会を開催している。