終盤に入ったロンドンオリンピック、日本女子選手の活躍で感動と勇気を与えてくれた。女子レスリングでは63キロ級の伊調馨(28)と55キロ級の吉田沙保里(29)は二人同時に全競技を通じて、日本女子初の五輪3連覇を達成した。北島康介選手の3連覇が大きな話題となったが果たせず、女子パワーが炸裂したとしか言いようが無い。
31歳で初めて五輪の舞台に立った48キロ級の小原日登美はこの級日本選手で初めて予想もしなかった金メダルを獲得した。本来は51キロの選手だが五輪には採用されず、膝の怪我という不運も重なり、鬱病になり故郷に引退した。しかしこのままではダメだという父親の激励もあり、48キロに体重を落として再挑戦した。彼女の名言「どんなときでもあきらめずに頑張れば夢はかなう」若い人に勇気を与えてくれた。
ナデシコジャパンは米国と横綱相撲の末、銀メダルとなったが小さい日本人が果敢に攻め続けた姿は忘れられないだろう。ワールドカップと五輪を制覇することはこれまでもなかっただけに米国チームは決死の形相でのぞんだ。フランスチームとの違いはGKの差でホープ・ソロ(30)は敵ながらすばらしいGKで日本の猛攻を好セーブした。あの反射神経は鍛えに鍛えたものでその様子はユーチューブで見られる。