行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

スイスの鉄道

2016-07-11 22:33:27 | Weblog

山だらけのスイスを移動するには先ず鉄道で、100年以上も前から活躍している。登山電車はラック方式で歯車を噛ませながら上り下りする。通常の鉄道は山を登るのにスイッチバックかループでぐるぐると上り下りし、代表的なのはサンモリッツからツェルマットまでの氷河急行、急行といっても時速30km台で8時間かけて走る。現代ではトンネルを掘る技術が発達し、峠ではトンネル通過が多くなった。道路網も発達していて欧州各国から車で訪れる観光客も多い。3000m以上の山が1500もあるので2500mの峠をいくつも越えなければならない。中にはトンネルだけ車ごと鉄道で運んでくれるサービスもあり、急ぐ人、ヘアピンカーブの嫌な人はカートレインを利用できる。

このランドヴァッサー橋を渡るためにわざわざ氷河急行にのった。このレーティッシュ鉄道が世界遺産とのこと、昨日のラボー地区ぶどう園と同じく、この鉄道が何故世界遺産なのかよく判らない。周囲の景観が優れているとのことだが??

ハイキングの途中で写したこちらのユングフラウ鉄道の方が景観が優れていると思うのだが

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スイスでの料理とワイン

2016-07-10 21:46:57 | Weblog

スイスでの料理は先ず浮かぶのがフォンデュだろう。ランチなどで気楽に食べるのは太い大きなソーセージにつぶしたじゃがいもにチーズをのせ焼いたものが付いてくる。量が多いので一人前を二人で食べてちょうどよい。

シャモニーで食べたトマトフォンデュ、最初は水っぽいがやがて味が濃くなる。24フラン約2500円

イタリア料理屋は日本と同じくらいどこにもあるがこれも量が多い。

モントルーのレマン湖湖畔で食べたピザ、大きくて一人ではもてあます

ワインはラボー地区のだんだん畑葡萄畑が世界遺産に登録されており、そこではシャスラ種という珍しい白ワインを生産している。シャルドネによく似た味ですっきりして美味しかった。この葡萄畑岩垣積みのだんだん畑、周囲の景観と併せ世界遺産と言うがよく判らない。

赤ワインはピノノワールをヴァレー地区等で生産しており、スーパーで900円くらいで売っていた。、若いワインが多く、飲みやすい、シャモニーに入るとフランス、サボァの地酒を飲んだ。やはり若いワインが多い。左サボワのワイン、右がスイスの赤    

 

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スイスの物価、日本の2倍

2016-07-09 05:15:39 | Weblog
ランチでバスタで簡単にと思っても3000円くらい、コーヒー500円、デザートは量が2倍あるのでまぁ日本なみ、マックに4人家族で入ると1万円掛かると云う。観光地の鉄道やロープウェイは金をかけてるだけあって、隣の駅まで1000円、登山電車となるとハイキングで2時間の距離で2500円、世界一高い3400mユングフラウヨッホ駅へは更に特別料金で往復2万円と多分鉄道運賃でも世界一だろう。しかも、毎年値上げしている。それでもリピーターが来るとは!!

物価が高い分賃金も高い、一般の労働者で40万円くらい、観光にたずさわるのはもっぱら外国人労働者、高い賃金に惹かれてやって来る。しかしスイス政府の受け入れ政策は厳しく語学はもちろん必須で、優秀な人材しか認めなく、入国後の管理も移民庁できちんとしている。

夕日に輝くモンブラン 21時頃

スイスからフランス、シャモニーに入ると物価はほっとするレベルだが、サービスのレベルが落ちる。ホテルアルピナの部屋に入ったら電球が2つ切れていて、朝フロントに言っておいたが、夕方に戻っても直って無い。またフロントに直せと言ったら明日の朝との噴飯もの回答、高いけどスイスのサービスの良さを認識した。
シャモニー針峰群
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スイスのインフラの凄さ

2016-07-08 04:16:00 | Weblog
ツェルマット、グリンデルワルトは観光客や避暑で賑わっているが、かつては小さな山村であった。ところが今や世界有数の観光地、40以上ある4000mクラスの山々が資産であることは間違いない。そしてそれを活かすインフラの充実には舌を巻く。4000mクラスの巨峰を眺める展望台へはロープウェイ、ケーブル、登山電車を建設、中には全線地下のケーブルカーさえある。

今日はマッターホルンの数多くある展望台の中で代表的なスネガと高度3883mのクラインマッターホルン展望台からマッターホルンを眺めた。1520mの麓から2930mまで8人乗りロープウェイ、そこから大型のロープウェイに乗り換え、更にエレベータで富士山より高い展望台に到達、高山病に心配のない80歳台のシニアも富士山より高いところに来たと喜んでいた。インド人家族は赤ん坊まで連れてきていた。


インフラの充実こそが世界から観光客を引き付ける秘密なのだろう。日本でこのインフラに該当するのは高度2500mまで運んでくれる立山アルペンルートと西穂高ロープウェイぐらいだ。

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スイスのアルプスは横穴だらけ?

2016-07-06 05:12:02 | Weblog
ウェンゲンから東の端サンモリッツまでいくつかの峠を越えて約300km、一気にバスで移動、高速道路や一般道の整備が進み時間短縮となったことは結構だ。ところがその結果やたらとトンネルが増え、肝心の景色が見えない。日本の新幹線拡大と同じだ。 スイスのアルプスは横穴だらけ、花崗岩でくり貫くのは現代の技術なら難しくないけど資金が無ければできない。
トンネルと言えば最近青函トンネルを上回る世界一のゴッタルトトンネルが開通した。費用は1兆円をこえたとの報道。

スイスの精密機械産業などの為にはトンネルで輸送効率を上げられるが、もう一つの主要産業観光が犠牲になる図式なのか?

ディアボレッツァ展望台からピッツベルニナを望む
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スイスでのトレッキング

2016-07-05 06:14:14 | Weblog
ユングフラウ登山の中心地、クライネ・シャイデックは日本で言えば高度と地形から立山室堂に似ている。そこから宿泊してるウェンゲンまでユングフラウヨッホの巨峰を仰ぎながらトレッキング、周りは高山植物の花盛りだ。


途中、山小屋のテラスで休んでいたら、隣に子供連れの日本人夫妻がおられ、話を聞いたらカタール駐在中でラマダン休暇を利用して滞在してるとのこと。小学生の子供はインターナショナルスクールに通わせている。中東駐在員の休暇地として安全なスイスは最適なのだろう。

真夏でも雪におおわれソフトアイスのようにしなやかな姿を見せるシルバーホーン
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スイス紀行

2016-07-04 05:31:43 | Weblog
2日からスイスに来てアルプスを眺めてる。某観光会社がJALをチャーターして羽田からの直航便を出すとのメールがあり、値段も安いので参加したしだい。
チャーター便利用は初めて、初日から興味のある事に遭遇。
羽田の銀行で、スイス㌵を買おうとしたら、今日はスイス㌵を買う人が多く在庫が少なく細かい札は制限してると言われ1000円札にあたる10㌵は10枚だけであった。チャーター便乗客全てがスイスへ向かうということが引き起こした事象で、銀行もさぞ肝を冷やしたに違いない。
チャーター便はほぼ満席状態、日航は儲かると思ったが乗務員に聞いたら、チューリッヒに着いたら翌日日本に乗務員と空気を運んで帰ると言い、思わずもつたいと。それでも損はしないと思う。これは燃料代が安くなったなせるわざだろう。乗務員は自分達もお客様が帰る日までスイスに居られたらとうらめしそう。
日本は暑くなったとの便り、涼しい景色をお届けします。
アイガー北壁

ユングフラウヨッホ
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黒木瞳の「嫌な女」といい女

2016-07-01 23:38:00 | Weblog
黒木瞳が映画を創ったと聞き、久しぶりにMOVIXで映画を見た。舞台は街の弁護士事務所、そこの地味で生真面目で表情のない弁護士徹子と結婚詐欺を含めやりたい放題の生活をしてるいとこの夏子が主役、夏子が詐欺で訴えられると徹子に解決を持ち込むと言う筋立て、如何にも嫌な女の夏子だがその天真爛漫さに男達は欺されても幸せと感じてしまう。老人病院では、夏子はある老人のため毎日介護に通いその献身さで実の息子より気に入られ、ついには相続にあり付く、付き添ってた徹子はまたかと嫌な感じがするが、老人の夏子への思いと夏子の真剣な介護を見て遺言書を作成する。隣のベッドの老人は徹子に別れた妻への遺言を託す。新発見したのはデジカメによる動画の威力だ。老人の元妻へのとつとつと感謝、謝罪の呼びかけを動画に撮り、後に元妻に見せ感謝される。詐欺事件でも犯人の供述を動画に撮り、事件解決の手段としている。
 
弁護士事務所では徹子と夏子の異常な行動がもとで口論やつかみ合いとなる場面があるが、そこにいい女の事務職員みゆきが登場し、徹子をあるときは慰め、あるときは激励し、徹子は少しずつほほえむ女に変わって行く。表情のない吉田羊の徹子とコミカルな木村佳乃の夏子は当たり役だ。それもあって黒木瞳監督の初作品は成功といえよう。助演陣もベテランを揃え充実している。黒木は最初、徹子役を自分がやろうと思ってたかもしれないが吉田羊でよかった。
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