紋別の北西10kmのオホーツク海沿いに
「オムサロ原生花園」がある。
因みに この地は「雄武(オム)町」で アイヌ語で「オ」は”川尻”
「ム」は”塞がる”で 川尻が塞がるがるところを表している。
嵐の際 雄武川の河口は 川から流れ出る水よりも海から
打ち寄せる波のほうが強く 川尻が塞がることに由来する
といわれる。 「サロ」は”湿地”
オホーツク海に面した砂丘地帯に約1kmに渡って続く海岸と
渚滑川の河口にある湿原が融合した海岸性原生植物の群落で
6月下旬から7月下旬にかけて海浜の植生と湿原の植生の両方を
楽しむことができる。
オホーツクの夏を色鮮やかな花たちが彩る自然の宝庫で
園内の遊歩道を散策すると真紅のハマナスをはじめとする
約50種もの美しい原生の草花を見る事ができるが
訪れた この時期は 花も一段落しており
花園には 我々だけ 少々さびしい景色ではあった。