NHKドラマ「経世済民の男・高橋是清」
8月22日前篇と今夜29日の後編を見た。
「経世済民」とは「世をおさめ、民をすくう」意味があり
「経済」の語源になったとも言われる。
その高橋是清は 幕末の1854年に生まれ
幼くしてアメリカ留学。
帰国後は 英語教師や官僚などの職を転々とし
ペルーの銀山経営にも挑戦するが
失敗してすべてを失ったが
日本銀行の工事責任者として名を成してから
人生の歯車が回り出して
幾度の難局を乗り切り
日銀総裁までのぼりつめた後は
政治家へと転身し大蔵大臣を7度務め
総理大臣にもなっている。
世界恐慌から日本経済を回復させ
1936(昭11)年の二・二六事件で没した
「ダルマ」のあだ名を得るほど
七転八起で 波乱万丈 英雄色を好むと
ドラマではあるが その偉業と人生を知る。
邸宅は 赤坂御所に面し青山通り沿いにあったが
今は「高橋是清翁記念公園」になっており
園内には是清翁像がある。
また 歴代日銀総裁のなかで唯一肖像が50円紙幣になり
1951(昭26)年~58(昭33)年にかけて発行された。