陽が上がり 砂丘の砂は 砂とは思えない
美しい色に陰影を付けて輝く。
滑らかさは人肌のごとく
丘陵の曲線は何とも言えない。
この砂のきめの細かさを活かして
ラクダ使いが 砂の上に
別グループの新婚さんのために
砂絵を描いていた。
左はエジプト 右はモロッコ
どうしても この砂が欲しくなり 持ち帰った。
モロッコの砂は 茶色で きめが細やか
握っても 指の間から漏れていく。
まさに 石川啄木の「一握の砂」を思い出します。
“いのちなき砂のかなしさよ
さらさらと 握れば指の間より落つ”