ラエコヤ広場の北東の角に
1422年に創業したヨーロッパ最古の
「市議会薬局」があり
今でも現役の薬局として営業している。
外壁に飾られている“ヘビとカップ”は
「アスクレピオスの杖とヒギエイアの杯」
といって、医学のシンボルマークになっている。
ギリシア神話の名医アスクレピオスが
持っていた蛇の巻きついた杖に由来し、
世界保健機関のマークにも使われている。
ここには、もともとは3つの建物があり、
最初は真ん中の建物が薬局で、
左のアーチのある部分は計量所、
右の建物は牧師の家であった。
その後、薬局が左右の建物を買いとり、
改築して一つの建物にしたという。
店内では一般の薬を販売しているが、
奥の部屋に行くと中世時代の薬「焼き蜂」や
「ユニコーンの角の粉末」などが展示されている。