白秋生家前
中山晋平とのコンビで 童謡などを作詞した
“童謡界の三大詩人”の一人として 「北原白秋」がいる。
その白秋の生家 記念館(1985年開館)を
かつて 福岡県柳川市を訪れている。
(BSテレ東:#238「武田鉄矢の昭和は輝いていた・童謡100年」から)
特に 中山晋平とで生み出された代表曲には
砂山 里ごころ アメフリ たあんきぼうんき
チュウリップ兵隊 皇太子さまが生まれた
酒場の唄 あの頃 さすらいの唄 煙草のめのめ
今度生まれたら 恋の鳥 雀をどり 別れの唄
花園の恋 汽車汽車走れ にくいあん畜生
などがある。
北原白秋は 1885(明治18)年
柳川藩御用達の海産物問屋を営む
旧家(現・白秋生家)に生まれた。(本名:隆吉)
1904(明治37)年 早稲田大学に入学し 学業の傍ら詩作に励み
1909(明治42)年 処女詩集「邪宗門」を
2年後には、詩集「思ひ出」を発表し
名実ともに詩壇の第一人者となる。
その後も、「東京景物詩」「桐の花」などに代表される詩歌集
「とんぼの眼玉」「赤い鳥」などの童謡集など
さまざまな分野で 次々と作品を発表した。
「雨ふり」「待ちぼうけ」「からたちの花」・・・。
白秋の故郷柳川への思いは強く
20年ぶりに訪問した際には感激の涙を流し
また晩年に発表した故郷柳川を舞台にした
写真集「水の構図」では
「水郷柳河こそは我詩歌の母体である」と述べている。
1942(昭和17)年11月2日死去 享年57歳だった。