フエズの見学を終え 西82km先
ザルフォーン山を囲む平原にある
世界遺産「ヴォルビリスの考古遺跡」へ
1997年に世界遺産に登録された
モロッコに現存する最大のローマ遺跡で
「ヴォルビリス」の名は
この一帯に多く咲いていた
ベルベル語の夾竹桃からつけられた。
この場所に紀元前2世紀の頃から町ができ
モーリタリア王国の一都市として
ワリーリ(月桂樹の意味)と呼ばれていた。
紀元前40年以後 ローマ帝国の属領となったが
2万人もの人が住んで繁栄し
凱旋門や神殿などが建設された。
しかし 3世紀末には
ベルベル人の圧迫により衰退し
ローマ帝国は撤退してしまった。
また18世紀の地震で壊滅的な打撃を受け
メクネス建設のため大理石が持ち去らなどして
廃墟になってしまった。
1887年から発掘が開始され
発掘作業は現在も続いている。
また このヴォルビリス遺跡の下には
カルタゴの遺跡もあると説明があった。
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