岸壁上にある奇跡の場所に建つ小さなメモリア礼拝堂
礼拝堂裏側の外壁
1182年9月の霧のかかった朝
ドン・ファス・ロピーニョという城主が
馬に乗って狩りをしていたが
獲物の鹿を岬の端まで追いかけて行くと
鹿は急に姿を消した。
馬は後ろ足のみで岩の上で踏ん張っていたものの
前足部分の下にはぱっくりと深海が口を開けていた。
そのとき突然聖母マリアが現れ
馬は奇跡的に後戻りし 九死に一生を得た。
その御加護に感謝して
城主はここに礼拝堂を建てたという。
その礼拝堂は 高さ110mもある
断崖絶壁上にあって身震いがするほどだ。
礼拝堂裏側の壁には 言い伝えのとおりの
馬に乗って崖から落ちそうになったドン・ファスと
聖母マリアの姿がアズレージョで描かれている。
礼拝堂の中にはキリスト像、
その右脇の階段を下っていくと、
幼いイエスに乳を与えるマリア像がある。
天井までアズレージョ 地下のマリア像
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