旧市街広場から東に延びるツェレトゥナー通りを行く
この道「王の道」ともいう。
旧市街の火薬塔からカレル橋を渡って対岸のプラハ城まで続く
約2.5kmにおよぶ歴史的な道で 1458年~1836年の約4世紀に渡り
時代が変わるたびに歴代の王が戴冠パレードを行ってきた道だそうだ。
その道を 今逆に歩いていくと 正面に黒にくすんだ大きな塔が
立ちはだかっている。
これが “火薬塔”で 「王の道」の起点になっている。
少々異様な雰囲気が漂うが 1475年にゴシック様式で建てられ
旧市街を守っていた城壁の門のひとつで 17世紀に火薬倉庫として
利用されたために こう呼ばれるようになった。
18世紀の半ばに戦災で大きな被害を受けた後が
19世紀末になって修復されて現在に至っており
塔の高さは65m 186段の階段を上がると44mの高いところから
旧市街やプラハ城の景色を見られそうだ。